その名をネットで調べてみたら、サジェストに「毒」や「刺されたら」といった言葉が出てくる危険生物。
一方で、透き通った体を青や紫で彩る何とも神秘的な海の生き物です。
制作したのは様々なツノカチューシャ、通称・ツノカチュを制作するブランド・ririco:ramu(リリコラム)。デザイナーのリリィさんに、ツノカチュやカツオノエボシの魅力を聞きました。
【画像】妖しくも美しいカツオノエボシのツノカチュ
現代悪魔のためのアクセサリーブランド「リリコラム」
リリコラムはリリィさんがデザイン・制作するアクセサリーブランド。“人間のフリをして日々生活をしている現代悪魔のため”というコンセプトのもと、現代の洋服によく合うアイテムとして、ツノカチューシャをメインに制作しています。
「まだツノカチュ作家が存在していなかった頃から、なんだかんだで12年ツノカチュをつくり続けています」とは本人談。久しぶりにブラッドレッドな下向きのツノを作ったらすごく良かったのでこちらもあしたのゴスロリマーケットに持って行きます✞✞✞ pic.twitter.com/rlpRdmPOFi
— リリコラム☪︎·̩͙現代悪魔のためのアクセサリー屋 (@riricoramu) October 6, 2023
カツオノエボシの魅力を「つやつや透き通って美しく、餃子のような可愛いフォルムなのに、強い毒を持っているところ」と話すリリィさんは、今回のツノカチューシャの制作理由を教えてくれました。
「海の生き物は過去に、タコ脚の4本ツノや、クラゲモチーフもつくってきましたが、カツオノエボシも、かわいい要素だけでは物足りない一癖が現代悪魔さんにぴったりだなと思い、ツノカチーシャにしてしまいました!」
カツオノエボシの“たぷたぷ感と透明度”を表現
リリィさんによれば、こだわったのは「水を含んでむっちりとしたたぷたぷ感と透明度」。「素材は樹脂なのですが、このガラスのような透明度を出すのに長年工夫を重ねてきたので、ぜひ現物を見て、写真には映らないその透明度を見て欲しいです」とコメント。
こだわりはファンにも伝わっているようで、「ヒレの形や、光や角度によって変わる独特な色味の塗りの表現も苦戦しましたが、そのあたりを褒めてくださる方もいて嬉しかったです」と、反響を振り返っています。 ちなみに、これまでにも多くのツノカチューシャを制作しているリリィさんは、「常につくりたい物が頭の中にたくさんあり、それを順に形にしていっている」と、新作のアイデアに悩むことはあまりないと言います。
「好きなモデルさんや、好きなアーティストさんに会っている時に『この方にはこういうの作ったら似合いそうだな!』と刺激をいただき、デザインを思いつくことが多いです」 「今回のカツオノエボシの前に出したアイテムがミズクラゲのおだんごカチューシャでした。こちらも気に入ってるのですが『海の生き物好きだけど、可愛すぎて着けれない」という声があったので、いつかつくりたかったカツオノエボシをすぐにつくっちゃいました」
リリィさんは最後に、「可愛いだけでなく格好いいアイテムも出しているので、今回このように記事にしていただけたのをきっかけに、もっと海の生き物モチーフが好きな人まで広まったら嬉しいです」と、話してくれました。
マリンブルーのくらげを作ってみた🪼
— リリコラム☪︎·̩͙現代悪魔のためのアクセサリー屋 (@riricoramu) October 26, 2023
3秒でいいのでみてください🪼 pic.twitter.com/FzYHEo7L5Y
カツオノエボのツノカチュを実際に見れる!
カツオノエボシのツノカチューシャを実際に見てみたい!──そんな方々に朗報です。11月11日(土)・12日(日)に、東京ビッグサイトで開催されるアートイベント「デザインフェスタvol.58」にリリコラムが出展します(ブースは西1階D47・48)。 写真では伝えきれない「カツオノエボシになれるツノカチュ」の透明度とたぷたぷ感を、実際に体感できる機会。
リリコラムのアイテムが気になるという現代悪魔のみなさんは、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
【画像】妖しくも美しいカツオノエボシのツノカチュ
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