MonsterZ MATE 5周年ワンマンレポ 大躍進の未来を約束した夜「絶対に次があるから」

MonsterZ MATE 5周年ワンマンレポ 大躍進の未来を約束した夜「絶対に次があるから」
MonsterZ MATE 5周年ワンマンレポ 大躍進の未来を約束した夜「絶対に次があるから」

MonsterZ MATEのアンジョーさん(左)とコーサカさん(右)

ボーカリストにして狼男のアンジョーさんと、ラッパーにして吸血鬼のコーサカさんによるバーチャルYouTuber(VTuber)ユニット・MonsterZ MATE(MZM)の5thワンマンライブ「大騒動」が5月21日に開催された。

初となる全編生バンドとのパフォーマンスに加え、久しぶりに声出しも解禁となったライブの会場はKT Zepp Yokohama! 5周年の節目に行われた祝祭には、天開司さん、佐藤ホームズさん、あっくん大魔王さん、歌衣メイカさん、MarprilYACAさんといったお馴染みのメンバーも集結。

過去最大規模でのライブ開催に、ファンからの期待も大きく会場チケットは完売。様々な挑戦に溢れながらも、いつものメンバーといつものように楽しみ抜いた賑やかなライブ模様をレポートする。
【写真で振り返る】MonsterZ MATE5周年ライブ(37点) 取材・文:オグマフミヤ 編集:恩田雄多 写真:稲垣謙一

目次

MonsterZ MATE×バンドサウンド

「皆さん、こんにちは」──小洒落たSEがかかる開演前のフロアに、やけにねちっとした挨拶が響き渡る。驚きと歓声によって迎えられたその声の主は、MZMの動画にも出演している盟友の一人にして“褒め上手系ヴァーチャルVチューバー”の竹谷竿丈さんだ。

代名詞たる痛快フレーズ「サイコー♡」を満員のフロアに放ち、本番前からボルテージを高めたかと思えば、一転して真面目に影ナレとしてライブの注意事項を読み上げるジェントルマンっぷりも見せつける。それでも最後はやっぱり「サイコー♡」の大合唱を巻き起こし、十分すぎるほどに会場を温めて本日の主役たちへバトンを渡す。

跳ねるような鍵盤の音色にのせて、まずはバンドメンバーたちがステージに登場。いよいよという雰囲気の中、フロアの温度が徐々に高まっていったその時──。

“掌ダンス 行けラタッタ”

アンジョーさん(左)とコーサカさん(右)

爆音と共にアンジョーさんとコーサカさんがオンステージ! いきなりのトップスピードで突入したオープニングナンバーは「掌ダンス」だ。初っ端からコールも煽って遠慮知らずのハイパフォーマンスを披露すると、のせられるがままオーディエンスもピンクと水色のペンライトを振り上げる。

最初からクライマックスなロックチューンは、生バンドとの相性も抜群。轟くバンドサウンドに焚きつけられて、跳ね回りながら歌唱を繰り広げて最高のスタートを切った。

大興奮のオーディエンスを「言いたいことはわかる、一旦一旦」となだめるコーサカさんに対して、「右肘♪左肘♪」と直近に公開された自己紹介動画で披露したアンジョーー体操を軽快に踊るアンジョーさん。

爆熱するフロアを前にして、あまりにいつも通りすぎるやりとりにほっこりさせられたところで、「2人あわせてMonsterZ MATEです!」と挨拶。 それぞれのテーマカラーが大胆にあしらわれた新衣装は、なんとこの場が初披露。くるくる回りながらお互いの衣装を褒め合ったところで、「そろそろ夏じゃないっすか?」と期待を高めて次の曲へ。

激しいクラップから繰り出されたのは「Diver×Diver」。滾る熱狂をさらに燃え上がらせる全開パフォーマンスから、「トロピカ☆ナツオーレ~俺らの恋した真夏のVenus~」へと繋げる極上サマーチューンの連打によって、フロアの熱気も限界振り切って弾け飛ぶ。

1stEPからの新曲連打

横浜の地に一足早めの夏を顕現させたところで、「新曲やります!」という宣誓から「炸裂ダイス」へ。ライブと同時にリリースされた1stEPからの1曲は、コーサカさんのシャープなライミングとアンジョーさんのどこまでも突き抜けるハイトーンボイスが存分に活かされた新たなるライブアンセムだ。

歪んだギターとうねり上げるベースラインも特徴的で、ライブによって一層の輝きを放つロックナンバーにオーディエンスのボルテージも天井知らずで昇り続ける。 新衣装に新曲と満足度が高すぎるここまでの内容に加え、初となるEPのリリースに会場中から感謝と祝福の声が浴びせられるも、「ありがとうと言われることではない」とクールかつ嬉しそうに応対する2人の姿がなんとも微笑ましい。

すでに見所満載のライブを支えるバンドメンバーとして、ドラム・NICHIKAさん、ベース・めんまさん、マニピュレーター・あすきーさん、ギター・ZENYA SAKATAさん、バンドマスター・ Gassyさんを紹介。改めて満員に詰めかけたファンにも感謝を伝え、でもまだまだパワーが足りないと、コーサカさんは誰かを呼びにステージを去る。 1人ステージに残されたアンジョーさんは、「怒られるのでアンジョー体操はしません」と言った矢先にアンジョー体操を繰り出す。オーディエンスとの交流も楽しんでステージを満喫すると、そのままソロ曲「セレナーデ」を披露。

スポットライトを浴び、ポエトリーリーディングのように言葉を紡ぎ自らの世界観を構築していくと、水色に染まったフロアに優しく歌声が広がっていく。

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