加速し続ける豪華ゲストパート
ハッピーなフィールがフロアを包み込んだのもつかの間、スクリーンに流れた映像が大熱狂を巻き起こす。映し出されたのはMZMの動画でお馴染みの部屋でくつろぐ天開司さん、佐藤ホームズさん、あっくん大魔王さん、歌衣メイカさんの4人だ。突然の出来事に一瞬遅れて大歓声を上げるオーディエンスをよそに「最近さ、すごいいろんなものに興味を持つようになって」という佐藤ホームズさんの報告から、いつもの如くゆるくトークを展開していく4人だったが、急に焦りだすと「本番だ!行かなきゃ!」と大急ぎでどこかへ消えていく。 この流れはもしやと誰もが固唾をのんで見守っていた……のだがすぐ我慢できなくなり、4人を呼ぶ声や先ほどまでより色とりどりのペンライトがフロアを彩っていくと、期待に応えてゆっくりと現れたのはアンジョーさん、コーサカさん、そして天開司さんの3人だった。
カウントから始まったのは天開司さんのオリジナルソング「HOWL」。苦悩や焦燥、湧き上がる思いをそのまま歌い上げる天開司さんの歌唱は、アンジョーさんの歌声と合わさることでその愚直なまでの純粋性を際立たせる。 熱き魂の号哭に呼応して、コーサカさんもラップを重ねるスペシャルアレンジで大事な一曲をより特別に仕上げると、大大大シンガロングも巻き起こってフロアが真っ赤に染まっていく。
やり切った表情でステージを後にする天開司さんとコーサカさんと入れ替わりで、のっしのっしと歩み出てきたのは歌衣メイカさん。黄色に染まったフロアから投げかけられるアニキコールに応えてマッスルポーズを惜しげなく披露すると、余韻を一瞬で吹き飛ばしてオリジナル曲「Cho Cool Nice Guy」をアンジョーさんと披露。 やけに素早いサイドステップに熱すぎる漢気コール&レスポンスと、誰をも笑顔にしてしまう愉快さを備えつつも、確かな筋の通った爆裂アッパーチューンを全力で歌い上げると、我が道を突き進む漢たちの熱き鼓動がフロアを激震させた。
メイトなやつら on STAGE
銀河一の漢っぷりを証明して2人が息も絶え絶えになっていたところに、あっくん大魔王さん、佐藤ホームズさん、天開司さん、そしてコーサカさんがしれっとオンステージ。揃った途端にいつもの感じでゆるっとやりとりが展開されていくのはもはや頼もしく、満員のKT Zepp Yokohamaのステージという非日常を忘れさせるほどに自然体。とはいえ、この6人が揃えば次なる曲はもちろん決まっている。
賑やかな空気のまま突入したのは「メイトなやつら feat.天開司、佐藤ホームズ、あっくん大魔王、歌衣メイカ」だ。最初からフルスロットルの大騒ぎで個性を見せつけていく6人の楽しそうな様子を見せられては、ファンも限界突破の大声援で応えざるを得ず、幸福なエネルギーの循環がスペシャルなステージを熱く盛り上がらせていく。
群雄割拠のシーンを各々のやり方で生きてきた6人が歌うからこそ、魂にまで届くフレーズが見守るすべての人々へ響き渡っていく。それでも決して深刻にはならずに、最後まで愉快に駆け抜けた最後は揃ってジャンプでフィナーレ。 改めて一人ひとり自己紹介をして、「6人合わせてMonsterZ MATEです」とお馴染みの挨拶を合わせると再び雰囲気が緩む。“いつかの自分に言いたいのは一言
俺等は『生きてたい』じゃなくて
『生きてく』”
お決まりになってきた自己紹介フレーズについてや、幕間映像の舞台裏など普段の通りにトークを展開していき、いつでもどこでも自分たちの空間をつくりだせるのが彼らの魅力だということを再認識させられる。
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