海の生命を体感するゲーム『Whale Fall』 藝大院生が手がける大海原の旅

海の生命を体感するゲーム『Whale Fall』 藝大院生が手がける大海原の旅
海の生命を体感するゲーム『Whale Fall』 藝大院生が手がける大海原の旅

山根風馬さんの制作する『Whale Fall』(画像は全てTwitterより)

神秘的な音楽とともに映し出されるのは、雄大な海を生きる海洋生物たち。

海の中に差し込む光に照らされた魚群には美しさを感じる一方、真っ暗な深海をたった一匹で泳ぐ小さな魚の姿には、自然に対する恐怖心を覚えます。
Whale Fall トレーラー第1弾
TwitterとYouTubeで公開されたこの映像は、東京藝術大学(以下、東京藝大)の大学院に通う山根風馬さんによる個人制作のゲーム『Whale Fall』のトレーラー第1弾。

既に期待の声が多く寄せられ、Twitterでは約5000リツイート、1万いいねを記録。今夏、Windows(PC)向けにSteamとEpic Gamesで発売される予定です。

藝大院生が制作する海洋インディーゲーム『Whale Fall』

『Whale Fall』トレーラーの冒頭に登場するクジラ

『Whale Fall』トレーラーに登場したメンダコ

『Whale Fall』トレーラーに登場したイルカ

タイトルとなった『Whale Fall』は「鯨骨生物群集」を意味し、クジラなど大型海生哺乳類の遺骸に生息する生物群を示します。

公開されたトレーラーには、巨大なクジラや魚の大群、メンダコ、イルカなどの海洋生物が登場。それら全てをプレーヤーが操作可能で、様々な海洋生物になって、大海原を回遊することができるようです。

『ライブアライブ』で知られるゲームクリエイターで、東京藝大大学院の映像研究科で特別教授を務める時田貴司さんは、Twitterで「雄大な海の生命のサイクルを体感できる作品」と評しています。 サウンドは、同じく東京藝大の音楽環境創造科に所属する、北井里樹さん、横澤暁生さん、松村道知さんとの共同制作。

それら以外のモデリング、アニメーション、プログラミングは全て山根風馬さん個人で制作しているとのことです。

いずれはPlayStationStoreでも 多くの人を虜にした映像美

『Whale Fall』は、2023年夏にSteamとEpic Gamesにて発売を予定しており、山根風馬さんのYouTubeチャンネルでは開発の進捗が公開。
[UE5] WhaleFall 13_深海生物の作成、魚群システム_山根風馬
山根風馬さんは現在、Windows(PC)を対象に開発を進めているとのことですが、発売後にPlayStation、Mac向けの開発を視野に入れていることをTwitterで言及しています(外部リンク)。
この記事どう思う?

この記事どう思う?

インディーゲームの関連記事

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。