「ゲームとは何か、なぜゲームは面白いのか、私たちはいったい何を遊んでいるのか」
そんな視点からゲームについて改めて問い直す『クリティカル・ワード ゲームスタディーズ 遊びから文化と社会を考える』が、フィルムアート社から6月26日(木)に刊行される。
本書は、ゲームを研究する吉田寛さん、井上明人さん、松永伸司さん、マーティン・ロートさんの4名を編者に迎え、総勢27名の研究者/批評家が参加。
ゲームを取り巻く文化的・社会的現象を横断する全35本のキーワード解説と、20本のブックガイドを収録している。
「チート」「アバター」などのキーワードからゲームについて考える書籍
本書では、「遊び」「ルール」などの基礎概念、「チート」「没入」「アバター」「物語」などのキーワードを掲載。
ヨハン・ホイジンガさんやロジェ・カイヨワさんなどのゲーム研究の必読文献を紹介するブックガイド、「ゲーム実況」「ジェンダーとセクシュアリティ」「ゲーム史を書くこと」まで多岐にわたるテーマを扱う。
参加執筆者には、今井晋さん、近藤銀河さん、竹本竜都さん、藤田直哉さんなど、ゲームについて各分野で活動する論者が名を連ねている。
現代社会や文化を学ぶコンパクトな入門シリーズ「クリティカル・ワード」
「クリティカル・ワード」は、現代社会や文化および芸術に関わるさまざまな領域を、重要用語から読み解き学ぶことを目指した、フィルムアート社が刊行するコンパクトな入門シリーズ。
フィルムアート社は、本シリーズについて「基本的かつ重要な事項や人物、思想と理論を網羅的に取り上げ、歴史的な文脈と現在的な論点を整理」したものと説明。
「もっと深く理解し、もっと面白く学ぶために必要な基礎知識を養い、自分の力で論じ言葉にしていくためのヒントを読者に提供」することを企図しているという。

この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント