『MTG』指輪物語コラボに世界で1枚のカード《一つの指輪》収録　封入率0.00003%

トレーディングカードゲーム『Magic: The Gathering（マジック：ザ・ギャザリング）』から6月に発売予定の新セット『指輪物語：中つ国の伝承』に、全世界で1枚だけの限定仕様のカードが封入される。

『指輪物語：中つ国の伝承』は、J.R.R.トールキンによる「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズとのコラボセット。今回限定仕様のカードとなるのは同シリーズの鍵となった《一つの指輪》。

限定カードは同セットの英語版コレクター・ブースターのうちのどれかに封入される。

シリアルナンバー入りのレアカードが封入

「ロード・オブ・ザ・リング」では、各部族が保有し、強大な力を与えてくれる「力の指輪」と、それらの指輪を支配する最強の「一つの指輪」が描かれている。

今回の『指輪物語：中つ国の伝承』ではそういった設定を落とし込みつつ、『Magic: The Gathering』の人気カード《太陽の指輪》の特別版が登場。

それぞれ「ロード・オブ・ザ・リング」の架空の文字であるテングワールを用いてエルフ・ドワーフ・人間の3つのバージョンが制作され、作中での指輪の所持比率と同じくエルフ版が3000枚、ドワーフ版が7000枚、人間版が9000枚限定で封入される。 さらに、それぞれのバージョンには300枚、700枚、900枚限定でシリアルナンバーと「ダブルレインボウ・フォイル」という特殊加工がされたよりレアリティーの高いバージョンも収録。

それらを上回る存在として、特別版の《一つの指輪》は、「ロード・オブ・ザ・リング」において指輪をつくり上げたサウロンが用いる暗黒語を用いてテングワールでテキストを記述。「001/001」という唯一無二の1枚であることを示したシリアルナンバーが描かれる。

なお、特別版《太陽の指輪》は英語以外のコレクター・ブースターにも収録される。

140億あれば当てられる？ みんなが欲しがるいとしい《一つの指輪》

英語版のAmazonの商品ページ（外部リンク）には、各指輪のシリアルナンバー入りバージョンの封入率が記載されている。

それによると、エルフ版は0.01%、ドワーフ版は0.025%、人間版は0.03%、そして特別版の《一つの指輪》の封入率は0.00003%となっている。

つまり、特別版の《一つの指輪》を確実に引き当てるには、確率上は300万パック以上のコレクター・ブースターが必要となる（そもそも買い占めなど不可能だが）。 コレクター・ブースターは1ボックス12パック入りで定価が約440ドル。300万パック用意するには25万ボックス、1億1千万ドル（日本円で約147億7千万円）かかる。

いずれにせよ、もし《一つの指輪》の限定版を引き当てたら、その価値は計り知れないものになるだろう。