創作にも活用されるチャットAI「ChatGPT」
「ChatGPT」とは、アメリカの人工知能研究所・OpenAIが開発した自然言語処理モデル。質問などをテキスト(日本語にも対応)で入力すると、AIによる回答が自然な文章で出力されるという、チャット型アプリケーションです。昨年2022年12月にベータ版としてリリースされると、その完成度の高さからITエンジニアを中心にTwitter上で話題に。
OpenAIが開発した他の自然言語処理モデルのAPIを使用したものも含めて、メールや記事などを作成したり、表計算ソフトの関数やプログラミングのソースコードを生成したり、果ては創作に活用したりと、様々な活用方法が日夜考案されています。
執筆現在、「ChatGPT」はOpenAIのアカウントを開設することで無料で利用できます。
検証!「ChatGPT」は“禁じ手“の韻辞典になり得るか
今回はChatGPTに「KAI-YOU(かいゆう)」で韻を踏める単語をリストアップして表示してもらおうと思います!あ、あれ!? う、うーん……。Q.「かいゆう」で韻を踏める単語をリストアップして
A.「かいゆう」に合う単語としては次のようなものが考えられます:
海友(かいゆう)
悔言(かいごん)
海沖(かいおき)
海洋(かいよう)
海遊(かいゆう)
解猷(かいゆう)
開癒(かいゆう)
回遊(かいゆう)
海遊び(かいあそび)
開唯(かいゆう)
韻を踏めていない単語が含まれているのはともかくとして、子音まで近い単語で揃えようとしなくても……(というかそもそも、存在しない単語が混じってません?)。
もう少し具体的な条件を付け加えて、もう一度聞いてみます。
う、うーん………………。Q.「かいゆう」と子音は異なり、母音が一致する単語をリストアップして
A.以下が「かいゆう」と子音が異なり、母音が一致する単語のリストです:
かいよう (株価)
かいゆう (海油)
かいよう (解曜)
かいゆう (回遊)
これらは日本語の単語ですが、他の言語でも似たような単語が存在するかもしれません
どうやら「ChatGPT」は日本語に対応していると言えど、音韻までは把握できていない様子。
やばいです。なんか思った感じの記事になるのか不安になってきました。
せいぜい似た響きの単語をリストアップするので限界であり、少なくとも現在の「ChatGPT」を既存の音韻検索ツールの代わりにするのは難しそうです。
ただちょっと質問文があまりに具体的過ぎたのかもしれません。「ChatGPT」は曖昧な質問にこそ、すごく人間的で中庸な回答をくれる時があります。
では、実際に「ラップの歌詞」を書いてもらったらどうでしょうか。
……常に進化し続ける「ChatGPT」が、いつか“本物のラップ”を書く“真のラッパー”になる日を待ちわびています。Q. 日本語でラップを書いて
A. ご要望にお応えします。こちらが日本語のラップになります。
俺のラップが流れる度に目が覚める
街を駆け抜けるビートにノックアウトされる
今夜もフロアは最高潮
俺の rhymes が聞こえてくるからこそ
聞き手の心を掴んで離さない
リリックに乗せて想いを紡ぐ
俺が繰り出すフロウは絶対に言葉負けない
「これが本物のラップだ」って証明するんだ
俺は常に進化し続ける
新しいスタイルとサウンドでシーンを驚かす
俺のラップが聞かれる度に「Wow」って声が上がる
俺こそが真のラッパーだと証明してやるさ
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