東出昌大さんと三浦貴大さんがW主演をつとめ、3月10日(金)に公開される、映画『Winny』の本予告映像が公開された。
本作は過去に「Winny事件」として話題になった一連の騒動を描いた作品となる。映画『Winny』予告編
解禁された映像は、ファイル共有ソフト「Winny」開発者である金子勇が自宅で突如、著作権法違反幇助の疑いで逮捕・勾留されるシーンから始まる。
しかし、刺殺事件が起こったとして「このナイフを作った人を罪に問えるか?っつう話や」と弁護士の壇俊光が語るように、それはあまりにも理不尽な出来事だった。
その後映し出されるのは、金子勇に対してのあまりにも横暴な警察による文書偽造強制や検察官からの不当な取り調べ。
そして同時に、事件に対する技術テロ情報テロとマスコミの偏見報道もどんどん加熱していくことになる。
天才と呼ばれた金子勇はなぜ警察に潰されたのか? 7年にわたる挑戦と戦いの記録という緊迫感溢れる予告編に仕上がっている。
BitcoinやNFTなどで使用されているブロックチェーン技術の先駆けと言われた「P2P(ピア・ツー・ピア)」を発展させたもので、匿名性が高かった。
その匿名性の高さから映画やゲームなどのデータが許可なく流通し社会問題化。これを悪用したウイルスも流行し、警察や自衛隊の内部資料、企業の顧客情報や個人所有のファイルなどが漏えいされる事件も発生。
ついには当時の安倍官房長官が会見で「情報漏洩を防ぐ最も確実な対策は、パソコンでWinnyを使わないことです」と呼びかける事態となった。
開発者の金子勇さんは、2004年に著作権法違反幇助の疑いで逮捕・起訴され、7年半に及ぶ法廷闘争の末、無罪判決を勝ち取ったが、2013年7月6日に急性心筋梗塞によってこの世を去っている。
「出る杭が打たれない社会を」というテーマから生まれている。
映画では、三浦貴大さん演じるサイバー犯罪に詳しい弁護士・壇俊光が、「開発者が逮捕されたら弁護します」と話していた矢先、開発者金子氏逮捕の報道を受けて、急遽弁護を引き受けることに。
弁護団を結成して、金子と共に裁判で警察の逮捕の不当性を主張するも、第一審では有罪判決を下されてしまう。しかし、運命の糸が交差し、世界をも揺るがす事件へと発展するストーリーが展開される。
監督は、2019年公開の自主映画『Noise ノイズ』にて海外映画祭で高い評価を受け、2022年公開の『ぜんぶ、ボクのせい』で商業映画デビューを果たした松本優作さんがつとめている。
本作は過去に「Winny事件」として話題になった一連の騒動を描いた作品となる。
「Winny」開発者・金子勇の7年にわたる挑戦と戦い
しかし、刺殺事件が起こったとして「このナイフを作った人を罪に問えるか?っつう話や」と弁護士の壇俊光が語るように、それはあまりにも理不尽な出来事だった。
その後映し出されるのは、金子勇に対してのあまりにも横暴な警察による文書偽造強制や検察官からの不当な取り調べ。
そして同時に、事件に対する技術テロ情報テロとマスコミの偏見報道もどんどん加熱していくことになる。
天才と呼ばれた金子勇はなぜ警察に潰されたのか? 7年にわたる挑戦と戦いの記録という緊迫感溢れる予告編に仕上がっている。
日本インターネット史に残る「Winny事件」とは
「Winny」とは、映画で東出昌大さんが演じる金子勇さん(ハンドルネーム・47氏)が2002年に開発したファイル共有ソフト。BitcoinやNFTなどで使用されているブロックチェーン技術の先駆けと言われた「P2P(ピア・ツー・ピア)」を発展させたもので、匿名性が高かった。
その匿名性の高さから映画やゲームなどのデータが許可なく流通し社会問題化。これを悪用したウイルスも流行し、警察や自衛隊の内部資料、企業の顧客情報や個人所有のファイルなどが漏えいされる事件も発生。
ついには当時の安倍官房長官が会見で「情報漏洩を防ぐ最も確実な対策は、パソコンでWinnyを使わないことです」と呼びかける事態となった。
開発者の金子勇さんは、2004年に著作権法違反幇助の疑いで逮捕・起訴され、7年半に及ぶ法廷闘争の末、無罪判決を勝ち取ったが、2013年7月6日に急性心筋梗塞によってこの世を去っている。
「Winny事件」映画化の道のり
本作は、2018年に開催された「ホリエモン万博 CAMPFIR 映画祭」の“映画企画クラファン大会”でグランプリに輝いた、古橋智史さんの企画による映画。「出る杭が打たれない社会を」というテーマから生まれている。
映画では、三浦貴大さん演じるサイバー犯罪に詳しい弁護士・壇俊光が、「開発者が逮捕されたら弁護します」と話していた矢先、開発者金子氏逮捕の報道を受けて、急遽弁護を引き受けることに。
弁護団を結成して、金子と共に裁判で警察の逮捕の不当性を主張するも、第一審では有罪判決を下されてしまう。しかし、運命の糸が交差し、世界をも揺るがす事件へと発展するストーリーが展開される。
監督は、2019年公開の自主映画『Noise ノイズ』にて海外映画祭で高い評価を受け、2022年公開の『ぜんぶ、ボクのせい』で商業映画デビューを果たした松本優作さんがつとめている。
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