自身初の映画への主題歌・楽曲提供となったtofubeatsさんは、「濱口監督の作品ということで意を決して飛び込ませていただきました」と、参加の経緯をコメントしている。
『幻影少女』主題歌も話題、トラックメイカー・tofubeatsとは?
インターネット発の気鋭トラックメイカーとして多方面で活躍するtofubeatsさん。2017年末の「NHK紅白歌合戦」で郷ひろみさんが披露した「2億4千万の瞳~GO!GO!バブルリミックス~」の編曲や、放送中のドラマ「電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-」で主題歌・劇伴を担当したことも話題に。 高校3年で国内最大のテクノイベント・WIREに史上最年少で出演すると、2012年に発表したシングル『水星 feat.オノマトペ大臣』がiTunes Storeシングル総合チャートで1位を獲得。
自身初の映画音楽は『寝ても覚めても』
濱口監督との出会いは前作『ハッピーアワー』。「自分がアートの現場で見てきたものと違い、相当喰らった。」という衝撃的な出会い以降、2人は対談するなど交流を深めていた。初の映画への主題歌・楽曲提供ということで不安もあったのですが、濱口監督の作品ということで意を決して飛び込ませていただきました。不慣れな点は多かったのですが、こうして皆様にお知らせできるところまで来られて本当に嬉しいです。とにかく自分にできることは脚本や資料を読んで取り組むことだったので、全ての要素が作品を見て皆様が感じていただくことの助けになっていれば嬉しいです。tofubeatsさんコメント
この度、tofubeatsさんに『寝ても覚めても』映画音楽をお願いできたことを心から嬉しく思っています。クレバーな印象の強いtofuさんですが、その楽曲は実はとてもまっすぐ胸に飛び込んでくるものです。『寝ても覚めても』はなかなか一筋縄ではいかない恋愛映画なのですが、tofubeatsさんの楽曲は観客が映画を見る上での感情的な拠りどころになってくれています。そして、エンドクレジットに流れる主題歌。私は、震えました。観客の皆さんにも胸のど真ん中を撃ち抜かれていただきたい。ご期待ください。濱口竜介監督コメント
柴崎友香の恋愛小説の映画化『寝ても覚めても』
『寝ても覚めても』は、芥川賞作家・柴崎友香さんによる同名恋愛小説の映画化。ミステリアスな自由人・麦(バク)と、優しくて誠実なサラリーマン・亮平という、同じ顔をしたふたりの男と、その間で揺れ動く女性・朝子の8年間を描く恋愛映画だ。
濱口監督が、原作が持つストーリーの荒唐無稽さと緻密な生活描写に惚れ込み自ら映画化を熱望。
東出さんは、同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男・麦と亮平という初の一人二役に挑み、唐田えりかさんがヒロイン・朝子を演じる。
次の時代をつくるトラックメイカーたち
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作品情報
寝ても覚めても
- 出演
- 東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子
- 監督
- 濱口竜介
- 原作
- 「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
- 製作
- 『寝ても覚めても』製作委員会
- 製作幹事
- 名古屋テレビ放送、ビターズ・エンド
- 制作プロダクション
- C&Iエンタテインメント
- 配給
- ビターズ・エンド、エレファントハウス
【あらすじ】
大阪に住む21歳の朝子は、青年・麦(バク)と運命的な恋に落ちる。しかし、彼はある日、忽然と彼女の前から姿を消してしまう。それから2年後、東京に引っ越した朝子は、麦にそっくりな顔をした男・亮平と出会う。麦のことを忘れられない朝子は亮平を避けようとするが、そんな朝子に亮平は好意を抱く。戸惑いながら、朝子も亮平に惹かれていくが―。麦と亮平―同じ顔をした、過去の”恋”と現在の”愛”が朝子の心を揺らしていく。
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