DJのスティーブ・アオキさんやBIGBANGのT.O.P(チェ・スンヒョン)さんのほか、振付師、映像作家、写真家などがクルーに選ばれている。
8人のクルーは、前澤友作さんと共に約7日間かけて月を周回し、地球へと帰還する予定になっている。
【画像】世界中から集ったプロジェクト「dearMoon」のクルー
イーロン・マスクのスペースX製ロケットで宇宙へ
Twitter社買収でも話題のイーロン・マスクさんが創業した宇宙開発企業のスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズが開発を進めている超大型ロケット・Starship。プロジェクト「dearMoon」はこの超大型ロケット・Starshipに乗って、民間人ではじめて月を周回するプロジェクトとなる。2023年に月に向けて打ち上げが予定されているStarshipの全席の権利を、2018年に前澤友作さんが取得したことによって始動した。
2021年3月には、「宇宙へ行くチャンスをより多くの、より多様な人に開きたい」という前澤友作さんの願いから、共に月へ行くクルーを「dearMoon」の公式サイトで募集。その結果、249の国と地域から100万人を超える応募があったという。
そして100万人の応募者のなかから選考・面談・メディカルチェックの行程を通過した8人のメインクルーと2人のバックアップクルーが決定した。
前澤友作「とにかく一言で言うと、みんないい人です」
前澤友作さんのコメント
全世界から今回約100万人の応募がありましたが、厳正なる審査並びに選考させていただいた結果、今日10名のクルーを発表させていただく運びとなりました。
最終的に僕もお一人お一人とかなり突っ込んだ話をさせていただいて、幼少期からどういう人生を過ごしてきたのか、そしてなぜ宇宙にロマンを感じ、どういったチャレンジをされたいか、その月に行った体験というのを地球に持ち帰って今後の人生にそれをどう生かせるか。
とにかく一言で言うと、みんないい人です。みんな笑顔の人が集まってます。
(彼らに対して)絶対こうしてほしい!っていうのはないけれど、それなりに責任感を持って地球から出て、月まで行って帰ってくるっていうこの旅を通していろんなことを得て、それを地球に還元して欲しいなっていうのは共通して思います。
【画像】世界中から集ったプロジェクト「dearMoon」のクルー ©dearMoonプロジェクトSpaceX顧客統括部責任者・Jessica Jensen(ジェシカ・ジェンセン)さんのコメント
SpaceXは、このような素晴らしい人たちがdearMoonプロジェクトに参加してくれることを大変嬉しく思っています。彼らの飛行に先立ち、我々は迅速に再利用可能な惑星間輸送システムであるStarShipの開発を大きく前進させ続けています。
dearMoonに参加するクルー達が、月面の上空200km以内を移動し、月周回を終えて安全に地球に帰還することを楽しみにしています。
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