メタバースでのハラスメント経験者は約半数 女性アバターで男性もセクハラ被害に

メタバースでのハラスメント経験者は約半数 女性アバターで男性もセクハラ被害に
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大規模調査レポート「メタバースでのハラスメント」公開

バーチャルYouTuber(VTuber)/メタバース文化エバンジェリスト・バーチャル美少女ねむとスイスの人類学者・ミラ(リュドミラ・ブレディキナ)は、調査レポート「メタバースでのハラスメント」を11月8日に無償公開しました。

仮想空間・メタバースでのハラスメントの実態、そこからかけ離れた議論が横行する現状に一石を投じるため、全世界のソーシャルVRユーザー876名に調査を実施

VRならではのハラスメントの種類や強度・経験率・物理世界とメタバース双方の生活に与える影響、そして法律やプラットフォームへのユーザー要望等をまとめました。

本記事では、そのうちのPart1「ハラスメント経験率」Part 2「ハラスメントの実態」についてレポートより要点を抜粋して紹介します。

Part 1. ハラスメント経験率

地域・セクシャリティ・サービス別のハラスメント経験率をまとめました。

ハラスメント経験率

*定義:本調査では、他のユーザーから不快な思いをさせられる不適切な行為を「ハラスメント」と定義する

ハラスメント経験率と目撃率 - メタバースでのハラスメント

ハラスメント経験率 - メタバースでのハラスメント

全ユーザーの約半数がソーシャルVRのプレイ中にハラスメントを受けた経験があると答えました。SNSやオンラインゲームなど従来のオンラインコミュニケーションよりも高い値を示しました。

特に経験率が高いのは、北アメリカ(71.1%)、生物学上の女性(69.1%)、メタバースプラットフォーム・cluster(64.7%)。ただし北アメリカの場合は、オンラインゲームとほぼ同じ割合(67.1%)です。

セクシャリティ/マイノリティ

ハラスメントとセクシャリティ/マイノリティ- メタバースでのハラスメント

両性愛者(61.8%)は、異性愛者(53.1%)よりもハラスメントを受けた経験が多いが、極端な差ではありませんでした。その一方、先行調査(外部リンク)の通り、マイノリティ(66.4%)は非マイノリティ(54.8%)よりも多くのハラスメントに直面しています。

目撃率

ハラスメント目撃率 - メタバースでのハラスメント

全体としてハラスメントを目撃した人は経験した人よりも多いです。特に高いのは北アメリカ(92.1%)とcluster(76.5%)。自身の体験率と異なり、生物学上の男女に差はありませんでした。

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