連載 | #15 『League of Legends』世界大会「Worlds 2022」特集

LoL世界大会「Worlds」覇者はDRX 1ヶ月間のシンデレラストーリー完結

DRXとT1、互いに一歩も引かない展開

4試合目、T1はZeus選手にフィオラ、Faker選手にアカリと1vs1が強いキャラクターを選択。序盤はGumayusi選手とKeria選手のボットレーンでキルを獲得し有利をつくる。

しかし肝心のフィオラとアカリは、DRX・Pyosik選手のマオカイの活躍もあり抑え込まれ、DRXが大きなリードをつかむ。

意地を見せたDRXがそのまま試合を畳んで2-2。決勝は最終、5試合目までもつれ込む。 運命の5試合目、DRXはケイトリンとヘカリムにバード、T1はグウェンという、これまで登場してこなかったキャラクターを選択し命運を託す。

T1・Oner選手がDRX・Zeka選手からキルを取れば、DRXもKingen選手がT1・Zeus選手を一人でキル。互いに一歩も引かない展開を見せる。 集団戦はDRXが優勢、その後のバロンの確保はT1。3試合目の再現かのような流れのなか、決定的な瞬間が訪れる。

ドラゴンの確保を狙うにらみ合いから始まった最後の集団戦、勝利したのはDRX。その後にドラゴンを確保したのもDRX。

すぐさまT1は、逆転を賭けてDRXの本陣にカウンターを仕掛けるが、DRXはこれにも冷静に対応。

その後にT1の本拠地に攻め込み見事撃破。3-2でシリーズを終えたDRXが世界王者の座に輝いた。

DRX、1ヶ月間のシンデレラストーリーの末に世界王者の座へ

DRXは韓国リーグ「LCK」では苦戦の末に掴んだ出場権により、第4シードとして大会初日である9月30日のプレイインステージから出場。

最終日の決勝まで、実に1ヶ月以上にわたるシンデレラストーリーの末、世界王者まで上り詰めた。 インタビューでも引退を視野に入れていたと語っていたベテラン・Deft選手は2013年のデビュー以来初の「Worlds」優勝。

また、BeryL選手にとっては、2020年にDAMWONに所属していたとき以来の優勝となる。

優勝したDRXには賞金とともにティファニー制作の優勝トロフィーが授与。ゲーム内には選手たちをモチーフにしたスキンが実装されることとなる。
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『League of Legends』世界大会「Worlds 2022」特集

2022年9月29日から11月5日(現地時間)まで北米で開催中の“LoL”こと『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)』の世界大会「Worlds 2022」。 メキシコシティからサンフランシスコまで、メキシコとアメリカの4つの都市で大会の各ステージが開催。世界から全24チームが一堂に会し、世界チャンピオンの座を賭けて争う。 日本から出場中のプロゲーミングチーム・DetonatioN FocusMe(DFM)を中心に熱戦の模様をお届け。

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