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画風を学ぶイラストAI「mimic」サービス停止「課題を改善する必要がある」

悪質な不正利用へは法的措置も検討

ラディウス・ファイブは、今回のサービス停止発表にて、上記のような不正利用と、そのほかに意見の集まっていたイラストメーカーより出力された作品の権利について回答している。

不正利用については、ガイドラインや利用規約にて禁止しており、発覚した場合はアカウントを停止。悪質なものは法的措置・捜査機関への情報提供を行う予定であったと説明。

今後予定している正式版では、クリエイターの方々が安心してご利用いただけるよう、不正対策の見直しとサービス仕様の改善を進めて参ります」とコメントしている。

出力されたイラストの権利は元イラストの権利者に帰属

また、イラストメーカーによって出力されたイラストの権利については、AIが学習するためにアップロードされたイラストの権利者に帰属。

公開されたイラストは規約上、ラディウス・ファイブがマーケティングやSNSへの投稿に利用できるようになっているものの、権利そのものがラディウス・ファイブに移ることはないと説明している。

mimicのベータ版についてラディウス・ファイブは「不正利用を含め様々な課題を改善する必要があると考えております」「クリエイターの方々が安心して利用できるサービスとなるよう、正式版リリースに向けて改善を進めて参ります」とコメント。

また、様々な議論が巻き起こったことについては「AIにイラストを学習させることに様々なご意見があることは承知しておりますが、日本初の、クリエイターとともに歩むAIサービスを作っていきたいと考えております」としている。

トレンドとなる画像生成AI、国内企業にも期待

イラストレーターの起用はそのイラストレーターのキャリアやブランディング、ファン層などを加味して行われるとはいえ、自分に似た画風のイラストをAIで出力できる他人がより安く受注してしまえば、収入に直結する問題になってくる。

イラストレーター・さいとうなおきさんがKAI-YOU Premiumのインタビューで言及しているように、現在のイラストレーターの収入はクライアントワークによる部分も大きいため、危機感を抱く人がいるのも理解できる。 しかし、KAI-YOU.netでも連日取り上げているように、画像生成AIは間違いなく昨今のトレンドであり、今後はより大きな資本の参入や、そのトレンドに乗って成長する企業が増えてくるだろう。

ラディウス・ファイブも言及しているように、自分の画風のイラストが出力できるということは、クリエイター自身の助けにもなりうる。

筆者個人としては、今後間違いなく大きな市場が築かれ、クリエイターの助けにもなる分野だからこそ、国内産のサービスであるmimicには、課題を解決し、ぜひとも正式版をリリースしてほしいと願っている。

【AIイラストメーカー「mimic(ミミック)」のこれまで】                   
日付できごと
2022/8/29株式会社ラディウス・ファイブ(RADIUS5)がベータ版をリリース
2022/8/30協力クリエイターへの誹謗中傷に対する声明を発表。同日、トップページを除くベータ版の全機能を停止。

続々と登場する画像生成AI

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