クリエイティブプラットフォーム「STYLY」を使って制作・公開されたコンテンツが対象。制作プロセスにおいて「STYLY」以外のツール(3DCG、ゲームエンジン、DAWなど)を使用することは問題なく、すでに発表済みの作品でも応募できる。
5周年となる今回のテーマは「Create a Melting Reality」。リアルとバーチャルが物理的に、感覚的に溶け合うような表現や体験、そこから既存の文化をアップデートするような作品を募集する。
Shinichi Osawa、Kizuna AI Inc.が審査
過去4年間で17ヶ国から計774作品のエントリーがあり、現在XRシーンで活躍する才能の輩出に寄与してきた「NEWVIEW AWARDS」。審査員長は前年に続き宇川直宏さんが担当する。各プライズ(賞)の審査は、音楽家/作曲家/DJ/プロデューサーとして活躍するShinichi Osawa(大沢伸一)さん、GRAPH代表取締役の北川一成さん、歌唱特化型AIキャラクター「#kzn」(愛称・キズナちゃん)のクリエイティブチーム・Kizuna AI Inc.などが担当。 プライズ受賞者には、各プライズの審査員とのコラボや様々なバックアップ、イベントへの参加・出展、制作資金の提供などが行われる。詳細は公式サイトで確認できる(外部リンク)。
また、技術ではなくアイデアを重視するプライズ「ULTRA IDEA Prize」が新設。およそ15秒の体験で心を動かすアイデアを募る。審査はdeadmau5さんやFlying LotusさんなどのMVやツアービジュアルを手がけるNick den Boerさんが担当する。
審査員一覧(敬称略)
宇川直宏
Kizuna AI Inc.
Shinichi Osawa
Lu Yang
yurinasia
北川一成
清水幹太・ルカ
小林大介
Nick den Boer
宇川直宏「遂にポストパンデミック時代の到来である」
審査員長・宇川直宏さんからのメッセージ
Create a Melting Reality(MR) / 溶け合うリアリティを創造せよ
遂にポストパンデミック時代の到来である。
2020年、COVID-19の世界的な感染拡大により、フィジカリティーは規制され、アート&エンターティンメントはバーチャル世界への一斉避難行なった。そしてこの年、メタバースがバズワードになった。リアリティーは新たな意味を持ち、個々の主体によって体験される出来事の基底は揺らぎ、進化し、現実という概念はリ・デザインされた。並行に、ウィルスは弱毒化を伴いアダプテーションし、ようやく世界は with コロナ時代に差し掛かったと言えよう。そう2022年は、ポストパンデミック元年なのである。故に、再び物理世界での身体的な知覚体験や、よりエモーショナルなコミュニケーションへの渇望が始まっているようにも感じる。また一方で、仮想レイヤーによってリ・デザインされたリアリティも、物理世界では味わうことの出来ない更なる体験を誘発し続けている!!!!! そこで今年のNEWVIEW AWARDSでは、リアルとバーチャルが溶け合う新たな表現の可能性を問いたい。それは物理世界に新たなニューレイヤーを重ね、五感を溶かし、琴線を揺さぶるような表現のことだ。NEWVIEW AWARDS 2022 第5回目の今回は、リアルとバーチャルが溶け合う新たな知覚体験を指し示す作品を求める。Create a Melting Reality!!!!!
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