サブタイトルは「図面からわかった、その発想とデザイン」。その名の通り、イームズ夫妻が手がけた椅子やテーブルの図面55枚を一挙に掲載。
なぜイームズ夫妻のデザインが優れているのか、図面から解説するとともに、イームズの生い立ちや業績を網羅した年譜も収録している。
【画像】図面から読み解くイームズ夫妻のデザイン
永きにわたって愛されるイームズチェア
チャールズ・イームズさんとレイ・イームズさんのイームズ夫妻は、1940年代から80年代にかけてアメリカを中心に活躍したデザイナー。合板やプラスチックを使った家具のデザインを多数手がけたほか、映像や建築といった分野でも作品を発表している。
中でも、イームズラウンジチェアはニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品に含まれている。
図面からわかるイームズ夫妻のデザインの機能性
『イームズを読み解く』の著者は、武蔵野美術大学名誉教授でありチャールズ&レイ・イームズ研究者の寺原芳彦(てらはら・よしひこ)さん。自身もインテリア・プロダクトデザイナーとして活動している。これまでにも『世界の名作椅子40選 うしろ姿から探る機能と美』(丸善出版)などを手がけてきたが、今回の著者『イームズを読み解く』では、デザインの素晴らしさだけでなく、図面から見たデザインにおける機能的な合理性にも着眼。
さらに、図面以外にも、イームズの多方面にわたる業績や、イサム・ノグチさんら様々な分野の人たちとの関係、剣持勇さんをはじめとした日本人デザイナーとの交流や日本への影響など、イームズにまつわる情報をコンパクトにまとめて紹介している。
大量生産における効率にも気を配った細部まで合理的な設計は、イームズ夫妻のデザインの機能美を体現していると言えるだろう。
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仕様:B5、248ページ
定価:4,400円(税込)
発売日:2022年7月12日(火)
ISBN:978-4-416-52227-1
アートとデザインの話題
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商品情報
イームズを読み解く: 図面からわかった、その発想とデザイン
- 著者
- 寺原 芳彦
- 仕様
- B5、248ページ
- 定価
- 4,400円(税込)
- 発売日
- 2022年7月12日(火)
- ISBN
- 978-4-416-52227-1
【目次抜粋】
Chapter1
イームズとはどのような人物か(何者か)
~イームズ夫妻の多彩な活動~
Chapter2
イームズ夫妻の波乱万丈の人生は「出会い」から生まれた
~第1幕から第4幕まで~
Chapter3
図面から読み解く、イームズの真髄
~イームズが手掛けた椅子とテーブルの図面55枚を一挙掲載~
Chapter4
イームズデザインのキーワードとコンセプト
~簡潔、明快、機能性、軽やか、巨視と微視……人とその日常~
Chapter5
プロダクトデザイン以外の多様な仕事
~映像、エキシビション、建築、絵画、玩具……~
Chapter6
日本との関係、日本への影響
~イームズの椅子が日本でも製造、日本のデザイナーとの交流~
チャールズ&レイ・イームズ 巨大な樹木の図表
チャールズ&レイ・イームズの主な出会いと人脈、主な作品・製品
イームズ夫妻が直接出会った人たち
プロフィルとイームズとの関係
マイ・イームズリテラシー
イームズ年譜 ほか…
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