note運営のWebメディア「cakes」8月末でサービス終了

note運営のWebメディア「cakes」8月末でサービス終了
note運営のWebメディア「cakes」8月末でサービス終了

2022年8月31日(水)でのサービス終了を発表した「cakes(ケイクス)」

note株式会社が運営するWebサービス「cakes(ケイクス)」が、8月31日(水)もって終了することが明らかになった。

cakes編集長・榎本紗智さん名義の発表では、サービス終了に対する謝罪と読者への感謝が述べられている。

5月25日から会員登録を停止、6月28日(火)に課金機能を停止、7月31日(日)に更新終了。8月31日にサイト自体も終了し、およそ10年の歴史に幕を閉じる。

【「cakes」サービス終了日程】
・新規会員登録を停止 2022年5月25日 ※有料記事は既存有料会員のみ閲覧可能
・課金を停止 2022年6月28日 ※既存有料会員の方のみ課金停止後に無料で閲覧可能
・サイトの更新を終了 2022年7月31日
・サイトの公開を終了 2022年8月31日

クリエイターや出版社と提携して運営されたcakes

cakesは、旧株式会社ピースオブケイク(現在のnote株式会社。noteの急成長によって2020年4月に社名を変更)が2012年から運営しているWebメディア。

テキストや写真を中心としたコンテンツプラットフォーム・noteとは異なり、編集部機能を有したコンテンツ配信サイトとしてサービスを展開。

「クリエイターと読者をつなぐサイト」を掲げ、多数のクリエイターや出版社と提携。読者とクリエイターをより身近に結びつけ、作品との新たな出会いを提供している。

一方で、近年は、編集者の倫理観・矜持・コンテンツの取り扱い方などがたびたび批判・炎上にさらされており、2020年11月27日には編集部の体制変更を発表。編集長も交代した

ノウハウを通じてnoteのクリエイター支援を強化

終了の発表では、「2022年8月31日をもってcakesのサービスを終了することとなりました」と報告し、「突然のお知らせとなりましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。

「ネット上でコンテンツを流通させる新しい市場になるべく運営」してきたと10年間を振り返り、関わってきたクリエイターや読者に感謝を述べた。

今後は「当社のミッションである『だれもが創作をはじめ、続けられるようにする』に沿ってcakesで培ったノウハウを活かし、プラットフォーム事業のnoteをつうじて一層クリエイター支援を強化していきます」とコメントしている。

運営するnote社は、2020年12月に文藝春秋社との業務提携を発表。両社社員の知識や技術習得も目的に挙げられており、体制変更後のcakesの動向も注目されていた。

Webサービスの歴史

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