多くのコアゲーマーにとっても魅力なLANパーティーの自由度
当然ながら、会場に訪れた参加者の多くがコアゲーマー。話を聞けば「C4 LAN」初回から継続して参加しているというゲーマーも多く、遠方からの参加者も見られた。
「C4 LAN」の感染対策のテストにも参加したという参加者は大阪からの参戦。
自身でもLANパーティーを主催した経験があるという彼にLANパーティーの魅力を訊くと「もともと格闘ゲーム出身なので大会や対戦会はやっていたが、それと比べてもLANパーティーは自由度が高いからそこがめちゃくちゃ面白い」と語ってくれた。
これ以外にもオンライン・オフライン問わずイベント主催の経験者など熱心な活動を続けてきた参加者も多く、「C4 LAN」が彼らにとっても重要なイベントである様子が見受けられた。
ゲーマーコミュニティにとってのオフラインイベントの楽しさとは
各テーブルのモニターに映るゲームタイトルも人それぞれだ。『ハースストーン』に『Counter-Strike: Global Offensive』、『ストリートファイターV』などの対戦ゲームを中心に様々なタイトルが並ぶ。
MMORPGの『New World』をプレイしていた参加者は「久しぶりに起動したら周りからめちゃくちゃ置いてかれてしまっていた。C4 LANは長時間ゲームできる珍しい機会なので追いつこうと思います」と語ってくれた。
また、「C4 LAN」は老舗タイトルのコミュニティの交流の場としても機能していた。
モニターの周りにできた人だかりに話を聞けば、彼らはRTSゲーム(リアルタイムストラテジーの略、プレイヤーは多数のユニットに指示を出しながら他のプレイヤーと国vs国レベルの戦いをリアルタイムで行う)『StarCraft II』のコミュニティ。2010年発売の歴史あるタイトルだ。 「第1回の時からスタクラ勢で参加しています。プレイ人口が少ないからこそプレイヤー全員が知り合いなのでオフ会のノリです。開催されていない間はDiscordなどでやり取りはありましたけど、ネット上だとみんなそれぞれ黙々とやっているので久々に再会できて嬉しいですね」
別の参加者がプレイしているのは2020年リリースの『VALORANT』。モニターに光る称号はレディアント、最高ランクのプレイヤーの証だ。
これまでにも何度か「C4 LAN」に参加しているという彼は、今回初参加するレディアントの友人たちと参戦。横並びのテーブルでパーティーを組んで『VALORANT』をプレイするのを楽しみにしていたという。
これ以外にも様々な参加者に話をうかがったが、どなたも気さくに取材に応じてくれた。 それぞれのコミュニティ・友人同士だけでなくコミュニティを越えた交流も盛んにおこなわれている印象で、コアな層が集まったイベントながら積極的に外に広げていこうという意識をそれぞれが持って参加しているのだということが伝わってくる。
中ではデジタルなゲームだけでなく、アナログゲームで遊んでいる人たちもおり、筆者も実際に、KAI-YOUのボードゲーム研究家・コバヤシや鈴木ノリアキさんたちと一緒にボードゲームを遊ばせてもらっている。
8月には500席規模で「C4 LAN 2022 SUMMER」が開催
都合もあり1日目だけの参加となってしまったが、「C4 LAN GARAGE #1」は3日間、夜を通して開催。参加者は途中で外に抜け食事や休息などを挟みながら、それぞれが自由にゲームを楽しんだ。公式Twitterやハッシュタグ「#C4LAN」には倉庫敷地内でBBQを楽しむ様子など和気あいあいとした会場の雰囲気が分かる写真が多数投稿されている。
また閉会の儀にて次回の開催予定も発表。
「C4 LAN 2022 SUMMER」として静岡県静岡市のツインメッセ静岡を会場に、改めて300席から500席程度に規模を拡大して開催されるという。
開催期間は8月12日(金)から14日(日)の3日間。チケット販売などは続報で知らせるとのこと。C4 LAN 2022 SUMMER
— C4 LAN (@c4lanjp) May 1, 2022
2022.08.12 - 2022.08.14
twinmesse SHIZUOKA#C4LAN pic.twitter.com/zKuBZLWLO6
コアゲーマーが集まりながらも盛んに交流のおこなわれた「C4 LAN GARAGE #1」。熱心に活動しているゲームタイトルのあるゲーマーにとっては、オフラインイベントは他のプレイヤーと交流する貴重な機会だ。規模の拡大する「C4 LAN 2022 SUMMER」は、ライトゲーマーや初参加にもうってつけのものとなるはずだ。
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