コンセプトは「昔ながらのセルアニメ制作の現場を、江戸・明治・大正時代風に表現」すること。存在していたかもしれない先人のアニメーション制作の雰囲気を感じながら、未来に想いを馳せることができるデザインに仕上がっている。
国際アニメーション映画祭「TAAF2022」
2022年3月11日(金)から3月14日(月)に開催される「東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)」。2002年より「東京国際アニメフェア」の一環として行われていた「東京アニメアワード」を独立・発展させた国際アニメーション映画祭で、今回で9回目の開催となる。
本フェスティバルの目的は、「次世代のアニメーション制作を担う人材の発掘・育成等を行い、東京のアニメーション文化と産業の発展・振興を図ること」及び「東京の魅力を発信し、東京の観光振興に資すること」の2つ。
「東京がアニメーションのハブになる」を合言葉に、高品質と独創性に富んだ世界中の作品を東京で上映し、世界中のアニメーションを愛する人々との交流を図ること、クリエイターや観客に刺激と感動を提供すること、そしてその感動や刺激を糧にアニメーションの新たな波を東京から世界へ発信することを目指している。
今回の魅力的なメインビジュアルを手がけた京都アニメーションから、こだわりや昔ながらのセルアニメ制作についてのコメントが届いている。
©TAAFEC. All Rights Reserved.■京都アニメーションからのコメント
描かせていただいたメインビジュアルのコンセプトは、昔の日本(江戸、明治、大正)の雰囲気でアニメの制作風景を表現する、というものです。また現在主流となったデジタルによる制作ではなく、昔ながらのセルアニメ制作を題材としています。
デジタル化が進んだ昨今、弊社でもセルによるアニメ制作を経験しているスタッフが少なくなりました。例えばセルに塗料で色を塗った後、発生した気泡を消すためにセルの裏側からヘラでトントン叩く、などというのは経験した人でないとわからないと思います。メインビジュアル中央右上の女性がその作業をしています。誇張、ディフォルメ、簡略化して描いておりますが、実はそんな風にリアリティにこだわっております。今回のイラスト制作は、先人のアニメ制作を感じ取れたり、あるいは未来に想いを馳せたりできる楽しい作業でした。このメインビジュアルがTAAF2022を少しでも彩るものとなりましたら幸いです。
美しい作品を生み続ける京アニ
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イベント情報
「東京アニメアワードフェスティバル2022(TAAF2022)」
- 日 程
- 2022年3月11日(金)~3月14日(月)
- 会 場
- 東京・池袋
- 主 催
- 東京アニメアワードフェスティバル実行委員会、一般社団法人日本動画協会
- 共 催
- 東京都
- 事務局
- 東京アニメアワードフェスティバル実行委員会事務局(一般社団法人日本動画協会内)
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