彼が卒業したハワード大学とNetflixが共同で、彼を讃えた540万ドルの「チャドウィック・A・ボーズマン記念奨学金」プロジェクトを発表した。
同奨学金は、ハワード大学の美術学部の学生に対し、大学4年間の授業料を全額負担する制度となっている。ハワード大学は今年5月、再建される美術学部に「チャドウィック・A・ボーズマン美術学部」と命名したことも話題となっていた。
黒人俳優として活躍したチャドウィック・ボーズマン
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、コミック史上世界初の黒人ヒーローとされているブラックパンサーとして『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)に出演。
続く2018年の映画『ブラックパンサー』でも主演をつとめ、同作は第91回アカデミー賞で作品賞を含めた7部門ノミネート。最終的に美術・作曲・衣装デザインの3部門で受賞している。
闘病中に撮られた痩せこけた青年の姿と、魂を燃やすような鬼気迫る演技は、第93回アカデミー賞では主演男優賞の大本命と目されるほどだった。
アカデミー賞では惜しくも受賞を逃してしまうが、彼の演技はゴールデングローブ賞映画部門の主演男優賞(ドラマ部門)をはじめ、多くのアワードを受賞。
※ゴールデングラブ賞には映画部門とテレビ部門が存在し、映画部門がさらにドラマ部門とコメディ・ミュージカル部門に分かれている。チャドウィック・ボーズマンさんが受賞したのは映画部門内のドラマ部門における主演男優賞。
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