マーベル『シャン・チー』のテン・リングスとは?『アイアンマン』で初登場

マーベル『シャン・チー』のテン・リングスとは?『アイアンマン』で初登場
マーベル『シャン・チー』のテン・リングスとは?『アイアンマン』で初登場

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』

POPなポイントを3行で

  • マーベル最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
  • 作品を紐解く「テン・リングス」のこれまでについて
  • 「アイアンマン」シリーズで暗躍するキーワード
9月3日より公開されているマーベル・スタジオの最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』。

日米を含む全世界で公開初週末の興収ランキング1位を記録。日本では公開から3日で興行収入3億円、動員19万人を記録した注目作だが、先日解禁された最新映像でも印象的だった伝説の腕輪にして最強の武器「テン・リングス」とは何なのか。
「シャン・チー/テン・リングスの伝説」特別動画
ストーリーを読み解く重要な鍵であり、作中で描かれる父子の関係、そしてマーベル・スタジオの今後の担うシャン・チーの人生に大きな影響を与えることになるというこのキーアイテムの出自を、改めて確認しておきたい。

原点「アイアンマン」シリーズで初登場した「テン・リングス」

マーベル・スタジオの新時代を築くヒーローの誕生ストーリーを描いた本作を紐解く重要な鍵が、タイトルにもある「テン・リングス」だ。マーベル作品を長年追いかけているファンには馴染みのある言葉かもしれない。

その名がはじめて登場したのは、マーベル作品の原点とも言える『アイアンマン』(2008年)だ。同作では悪の組織の名称として「テン・リングス」が使われた。

10個の輪をモチーフにした奇妙な雰囲気が漂う紋章が印象的な組織「テン・リングス」だが、新型の武器をつくらせるため、後に世界を救うヒーロー・アイアンマンになったトニー・スタークを拉致したのがこの組織だった。
Iron Man (2008) Trailer
続く『アイアンマン2』(2010年)と『アイアンマン3』(2013年)でも暗躍する組織として登場した「テン・リングス」だが、以来沈黙。他のマーベル作品でも特に触れられることはなかった。

その「テン・リングス」がいきなり最新作のタイトルになっていたのだから、往年のファンにとってはサプライズだっただろう。憶測や考察も盛り上がり、ついに公開された『シャン・チー/テン・リングスの伝説』でその名を轟かせている。

マーベル最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」予告
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の主人公は、最強ゆえに戦うことを自ら禁じた新ヒーローのシャン・チー

その父であるシュー・ウェンウーは、悪の組織「テン・リングス」を率いるリーダーであり、息子のシャン・チーをその後継者に仕立て上げるため、幼い頃から厳しい鍛錬を課して育ててきた。

しかし父の後継になるはずだったシャン・チーは、ある日戦うことを止め力を封印。父から姿を隠しアメリカ・サンフランシスコで平凡なホテルマンとして暮らしはじめる。

その後、父が再びシャン・チーの前に現れ、最強の武器「テン・リングス」の持つ強力なパワーを使って世界を脅かす。父の陰謀に巻き込まれたシャン・チーは、封印してきたその力を解き放つことになる。 他のマーベル作品と比較して生身による格闘アクションが多い本作は、アクロバティックなシーンの連続と、シリーズお馴染みド級の展開で魅せる娯楽大作だ。

ストーリーも父子の関係を軸にした普遍的なものになっており、これまでマーベル作品に触れてこなかった場合でもすんなりと入り込めるようになっている。今後どのように他のヒーローたちとつながっていくのかはわからないが、ぜひエンドロールの後まで席を立たずに鑑賞してほしい。

マーベルが創造するヒーローたちの姿

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