テーマは「WHITE LIE」。前シーズンに引き続き、小説家・藤田祥平さんとdilemmaのコラボオリジナル小説『WHITE LIE』も同時リリースされる。
3月13日(土)から3月21日(日)には、セレクトショップ・R for Dで展示会も開催、一足先にアイテムを手に取れる機会となっている。
【写真】dilemma(ダイレマ)2021AWルック
不安定こそ美しいを描くブランド・dilemma
2017年に創立されたdilemmaは、「狭間にある美」をコンセプトに掲げているストリートブランドだ。バンド・DATSへの衣装提供をきっかけに、乃木坂46の齋藤飛鳥さんや、SIRUPなど日本のアーティストが愛用。
韓国アイドル・ITZY、ラッパー・pH-1さん、シンガーソングライター・PENOMECOさんなど、音楽業界を中心にアジア圏でも人気を集めている。
「嘘とは悪いことなのか?」──そんなテーマを下敷きとしたルックの撮影は、HarutaさんとKana Tarumiさんの2人がカメラを担当。【dilemma 2021AW「WHITE LIE」】
「嘘」とは、事実でないこと。また、人をだますために言う、事実とは違う言葉である。
我々は、幼少の頃から「嘘をつくことは悪いことだ」と教わってきたが、そうであると言い切れるだろうか。
相手を思いやるため、守るためについた嘘は、その事実こそ無いが、時には真実となり、誰かを助けることもあるのではないだろうか。
テーマである「WHITE LIE」に沿った世界観を演出している。 170年以上の歴史を持つアンダーウェアメーカー/ベーシックアパレルブランド「FRUIT OF THE LOOM」とのコラボアイテムをリリース。
7オンスヘビーウェイトの1枚入りパックT、コンセプトに沿ったグラフィックがバックに大きく配置されたTシャツ4アイテム(2種類各2色)が展開される。
小説家・藤田祥平による物語でテーマを深く表現
dilemmaはこれまでにも、シーズンごとにメッセージを設定。それに沿ったオリジナルのストーリーをコミックや小説で表現するのでも注目を浴びてきた。今回は、2020年のSS(春夏)で起用した小説家・藤田祥平さんと再びタッグを組む。オリジナル小説は、展示会期間中の商品購入者に無料配布される。
藤田祥平さんはFPSゲーム『Wolfenstein』では日本代表として活躍し、電子遊戯について著したゲームエッセイ『電遊奇譚』でデビュー。【コラボ小説『WHITE LIE』あらすじ】
仕事のため帰国した写真家の玲二は、祖母の余命がいくばくもないことを知る。病床に伏せった彼女は、古いフィルムを玲二に渡し、現像を頼む。玲二は「お祖父さんとの思い出」の現像を試みるが、唯一取り出せた写真はぼやけていて、不出来なものだった。その写真が祖父母の故郷の「花畑」を写したものだと勘違いをした玲二は、再現写真を撮ることを思いつき、祖母に黙って彼女の故郷へと足を運ぶ。そこで彼はオレンジ色の花畑を見つけ、撮影する。しかし、かつて祖父母がフィルムに収めたのは、種を植えたばかりの草原だった。そのことを玲二は知らぬまま、花畑の写真を持ち帰る......。
ゲームに賭けた半生を綴った自伝的小説『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』などで知られる。過去には、「KAI-YOU Premium」で「キルをしている暇はない」を連載していた。 【写真】dilemma(ダイレマ)2021AWルック
日本発ストリートブランド
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展示会情報
dilemma2021AW展示会
- 日程
- 3月13日(土)から3月21日(日) ※水曜 /木曜定休日※
- 時間
- 13時から22時
- 場所
- R for D
- 住所
- 〒153-0041 東京都目黒区駒場1丁目4−5 日興パレス駒場 B1F
- オフィシャルオンラインストア
- 3月13日(土)から受注を開始
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