これを記念して、入野自由さん、茅野愛衣さん、梶裕貴さんが出演する朗読劇が、カンザキさんのYouTubeチャンネルでプレミア公開されます。
日時は2月26日(金)21時からです。
10万部突破のデビュー作『あの夏が飽和する。』
カンザキイオリさんの小説デビュー作『あの夏が飽和する。』。2020年2月にEPと同時に販売された長編小説『獣』を大幅に改稿し、『あの夏が飽和する。』に改題して、河出書房新社から2020年9月18日に全国で発売されました。
題材は自身が制作した同名の楽曲で、ボカロPとしても活動するカンザキさんならではの連動作品になっています。
エピローグを含めた約25分の朗読劇
『あの夏が飽和する。』は2020年9月18日の発売直後から完売店が続出し、翌週24日には重版が決定。その後も版を重ね、発売から2ヶ月で累計7.5万部を突破していました。この大ヒットと並行して購入特典や記念企画がいくつか発表されていますが、今回の朗読劇のプレミア公開は2020年12月に制作が発表されていたものです。
公式Twitter上で「一番朗読してほしい場面」を募集し、選考の結果、終盤の456ページからエピローグまでのすべてを含めた約25分の朗読劇になっています。
なおYouTubeでの公開は1週間の期間限定になっているので注意が必要です(3月4日23時59分まで)。入野さん、茅野さん、梶さんのおかげで、自分の頭の中だけだった世界に、やっとけじめがついたように思います。
— カンザキイオリ (@kurogaki0311) February 25, 2021
どうか新たな世界観の結末を、皆さんと一緒に聞けたらうれしいです。
もし本をご購入された方は、一緒に読みながら、なんて。#あの夏が飽和する https://t.co/CVKrQPhOq9
1週間が経過して以降は、書籍の購入者限定の公開となります(書籍の帯に記載されたQRコードから特典サイトへリンク可能)。
石田武命を演じる梶裕貴のコメント
梶裕貴さんのコメント(役・石田武命)
自分自身も絶望を感じること、生きていてどうしようもなく苦しいことは多々ありますが......それでも、まだ恵まれていた方なのかもしれないと、そう思わされるほど、読んでいて常に苦しくて仕方なかったです。
それぞれの気持ちがわかるから。
人間、ひとつのボタンの掛け違いで、こうも違った未来を選択してしまうんだなと......とても悲しくなりました。
演じさせていただいた武命もそう。序盤、あれだけ元気そうに、幸せそうに見えた彼が、まさかあれほどの闇を抱えていたとは。
役作りとして、彼の心情にのめり込めばのめり込むほど、辛い気持ちでいっぱいになりました。
ただ役者としては、ぜひ本編の彼を演じてみたいなとも思ってしまいました。
それでこそ、彼の闇を本当の意味で共有し、昇華してあげられるのでは、と思うから。
今回はエピローグでの「武命の手紙」を朗読させていただきましたが……前を向こうとしつつも、
そう一筋縄ではいかない歯痒さや心の不安定さを表現できればと思い、演じさせていただきました。
声と芝居がつくことで、彼の想いが、少しでも誰かに伝わるきっかけになってくれたら幸いです。ぜひ、お聴きください。
ボカロPとして台頭したカンザキイオリ
2017年8⽉に発表した楽曲「命に嫌われている。」は、数多くの「歌ってみた」動画を生み出し、それらを含む累計再⽣回数で1億回を突破。2019年4⽉には、⼈気曲を収録した1stアルバム『⽩紙』を発売しています。
また自身も所属するクリエイティブレーベル・KAMITSUBAKI STUDIOのバーチャルシンガー・花譜さんのオリジナル楽曲すべての作詞、作曲、編曲を担当するなど、コンポーザーとしても際立った活躍をみせています。
カンザキイオリとKAMITSUBAKI STUDIO
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イベント/書籍情報
『あの夏が飽和する。』朗読劇プレミア公開
- 日時
- 2021年2月26日(金)21時から
- ※1週間のみの期間限定公開(3月4日23時59分まで)
- 場所
- カンザキイオリYouTubeチャンネル
- URL
- https://youtu.be/wVgXQnQ_kY4
- 声優
- 入野自由、茅野愛衣、梶裕貴
【『あの夏が飽和する。』詳細】
著者:カンザキイオリ
価格:本体1400円(税別)
仕様:46判、並製、本⽂472⾴
ISBN:978-4-309-02913-9
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