団地に住む「何者でもない」少年が謎のDJやグラフィティライターの同級生に出会い、ストリートカルチャーに惹きこまれていく様を描く『週刊SPA!』連載の漫画『少年イン・ザ・フッド』。
その第2巻が12月15日(水)に発売される。
発売翌日に即重版となった『少年イン・ザ・フッド』
『少年イン・ザ・フッド』は、ラッパーやグラフィティアーティストとしても活動しながらMV制作なども行う「HIP HOP何でも屋」ことGhetto Hollywood(SITE)さんの漫画デビュー作。実体験をベースに、日本のヒップホップ黎明期である90年代と現在の2つの時代をまたにかけ、団地、薬物、在留外国人といったシリアスな社会問題も絡めながら、ストリートカルチャーの空気感を克明に描き出している。
発売日翌日に即重版が決まるほどの反響を呼んだ1巻では、「タイムマシーンにのって」などでGhetto HollywoodさんがMVのディレクターを務めたラッパー・PUNPEEさんとコミックアーティストのエド・ピスコーさんとの鼎談が収録された。
BOSSのリリックやスチャダラパーも登場する注目の2巻
12月に発売される2巻では、90年代のスケートカルチャーが描かれる。さらに、帯コメントにはTHA BLUE HERBのILL-BOSSTINOさんがリリックを寄せ、巻末対談にはスチャダラパーが登場するという豪華仕様。
現実世界を舞台にしたリアルな生活を描いたストーリーでありながら、一般的には知られないアンダーグラウンドな世界の話で、先の読めない展開が続く本作。ILL-BOSSTINOさんの帯コメント
さあ始めよう第2巻 ちょうど同じ時代 俺は札幌で生きていた
東京ばかりが儲けててイライラ ここにもいるんだぜ 意外か?
ディールも知らねえ自称プレイヤー ススキノの路上からデリバー
次の2枚組でPAY BACK まとめて一気にかっさらっちまう計画
まだインターネットなんかなかった HOODが違った俺とあんた
昂る心がアンサー HEAD BANGER 同じ世界に憧れていたんだ
HIPHOPに導かれて良かった スタートゼロから ゴール目と鼻
わずか一瞬の輝きに過ぎないとしてもまだ 未来は奴等の手の中
筆者も1巻を読んでめちゃくちゃにくらってしまったので、2巻の発売が楽しみだ。
アーティストたちが示すストリートのリアル
この記事どう思う?
商品情報
『少年イン・ザ・フッド』2巻
- 出版社
- 扶桑社
- 発売日
- 2020年12月15日
- 定価
- 1,150円 + 税
関連リンク
0件のコメント