わたしたちの生まれてくるずっとずっと前から人類を惹きつけて離さない場所だ。
そんな現実なのにどこかフィクションのような宇宙を表現した幻想的な作品がある。 「星が生まれそして死んでゆく宇宙の卵。」と題して投稿されたこの作品を制作したのはaiwendilさん。
この作品はaiwendilさんの「実在する架空」をコンセプトにしたアート作品『架空標本博物誌』のプロトタイプとして制作されたもの。
「宇宙の卵」だけでも想像が膨らんで仕方ないのに、架空の標本をまとめた博物誌というコンセプトには、ワクワクが止まらない。
『存在しないはずのもの』が実在している状況を再現する
aiwendilさんは、これまで『架空標本博物誌』の中で植物世代と動物世代を繰り返す架空の珍種『大気鳥』をテーマにした架空標本などを制作、展示してきた。今回の宇宙の卵は神話や伝承をはじめ、様々な文学作品などにおいて広くみられるイメージを取り入れて制作されている。同じくaiwendilさんの出展作品になります。
— gallery hydrangea ☞ ~ 7/12(日) 公募グループ展『舞踏の残滓』開催中 (@AjisaiGallery) April 2, 2020
『大気鳥第一相中間体樹脂包埋標本』
標本No.001~004
全て
ミクストメディア
2020年
標本サイズ:w65×d65×h65https://t.co/Y59xsU0ZiS#公募展 #グループ展 #あの日見た幻獣 #幻 pic.twitter.com/cWoy612A8O
宇宙の謎を解き明かすと言われている原始宇宙や、宇宙は複数あるという多元宇宙といった、わたしたちに豊かな想像力を与えてくれる宇宙。その宇宙という概念を、実在する物体として表現するとしたら果たしてどうなるのか。
aiwendilさんは、「宇宙の卵」制作にあたってそういった点にこだわったという。
制作途中のプロトタイプでこのカッコよさ、完成する日が待ち遠しい!動かすとこんな感じ。 pic.twitter.com/ttWlGs7449
— aiwendil (@aiwendil1) July 5, 2020
【画像】『架空標本博物誌』の作品たち
揺らぐ現実とフィクションの境界線
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