その舞台とは、VRライブイベント「世界恒常性」。公式Twitterによると「1日限りの薬袋カルテ復刻イベ」でもあるとのこと。
このイベントは、新型コロナウイルス(COVID-19)の被害の拡大を受けて開催されるチャリティーライブイベントで、「部屋から出ずに、スマホ一つでVRイベントを楽しむ」をコンセプトに掲げています。
イベントで集まった有料ギフトの収益は、手数料等の経費を除いて全て寄付される予定で、現在のところ寄付先として日本赤十字社を検討しているそうです。
バーチャルナース・薬袋カルテ
儚げな雰囲気のバーチャルナースとして活動していた薬袋カルテさん。多くの人気VTuberが企業による運営にも関わらず、一貫していわゆる個人勢として活動。
観ている私たちを物語のなかに取り込むような視聴者参加型の動画など、実験的な作風で人気を集めました。
しかし、2019年2月に自身のデビュー1周年というタイミングで活動休止を宣言。以降、YouTubeに投稿された動画も非公開になっていました。
手軽で身近なバーチャルSNS・cluster
チャリティーイベントが開催されるのはバーチャルSNSの「cluster」。PCやOculus RiftやHTC VIVEといったVR機器からアクセスできるイベントプラットフォームで、これまでにも輝夜月さんやKMNZ(ケモノズ)といったVTuberのイベントが開催されてきました。
バーチャル空間でのエモートやボイスチャットでのやり取りを手軽で身近に体験できるSNSとして発展しています。
先日には国内最大級のe-Sportsイベント「RAGE」の『Shadowverse』大会が開催されるなど、新型コロナウイルスで自粛を余儀なくされているイベントやカンファレンスの代替会場としても注目を集めています。
個人制作によるチャリティーイベント
「世界恒常性」は個人制作のイベントで、具体的な日程は未発表ですが春の開催とのこと。恒常性(ホメオスタシス)とは、内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする力のことです。
— 【世界恒常性】VRチャリティ-ライブイベント (@Sekai_Koujousei) March 22, 2020
人間で言うと、例えば暑い時に汗を流して体温を下げたりすることです。
正常、平常、健康を保とうとすることです。
「#世界恒常性」の略称のアイデアがありましたら是非お寄せくださいね
音楽ライブは難しいとのことですが、3Dで動く薬袋カルテさんの様子をスマホからリアルタイムで視聴できるようです。
制作中の会場予定地として公開された動画では、薬袋さんの公式キャラクターソング「Stardust finding you」のオーケストラが流れる空間に佇む、彼女の後ろ姿が確認できます。
活動休止時には「(VTuberとしての薬袋カルテを)創作の一つとして内包する形で、活動を再開する」とも発言されていただけに、どのようなイベントになるのか期待が高まります。会場予定地(進捗12%) pic.twitter.com/hj1G7lhCZm
— 【世界恒常性】VRチャリティ-ライブイベント (@Sekai_Koujousei) March 21, 2020
イベント中止と様々な代替手段
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