polcaがサービス提供を終了 2010年代に勃興したフィンテック、新たな兆し

polca/画像はすべてpolca公式サイトから

POPなポイントを3行で

  • フレンドファンディングサービス「polca」が終了
  • 段階的に各機能を停止していく予定
  • 株式会社CAMPFIREが運営
フレンドファンディングサービス・polca(ポルカ)が、サービスの提供を2020年10月1日(木)に終了する。

公式サイトで、「「polca」サービス提供終了のお知らせ」という題でページを更新し、周知した。

クラウドファンディングから派生したpolca

polcaはクラウドファンディングサービス・CAMPFIREを運営する、株式会社CAMPFIREが運営するアプリサービス。

2017年8月に、クラウドファンディングよりも気軽に資金を集められる画期的なサービスとして登場した。

サービスの提供を終了することについて株式会社CAMPFIREは、「昨今のクラウドファンディング利用者の急増等に伴い、他サービスとの差別化をはじめ役割の再検討や、今後の収益性など様々な観点から検討した結果、今回の決断に至りました。」と説明。

なおサービスの提供終了を予定している2020年10月1日に向けて、段階的に各機能を停止していくという。

各機能の停止予定日
2020年3月2日:企画作成機能・応援機能の停止
2020年4月1日:企画に対する支援受付の停止・新規会員登録の停止
2020年10月1日:全ての機能を停止

フィンテック業界の明と暗

また、ビットコインを用いたマイクロトレードサービス・VALU(バリュー)が3月末にサービスの提供を終えることもあり、有名どころのフィンテック(金融=Financeと技術=Technologyを組み合わせた造語)が相次いで終了することに。 一方で、決済システムの開発や気軽にECサイトを開設できるBASE(ベイス)や、会計などの事務処理を効率化するサービス・freee(フリー)のように、2019年には運営会社の上場も目立った。

またpolca、VALUと同じ2017年の創業で、2019年に7億円を調達するなど毎年資金調達に成功した給料即日払いサービス・Payme(ペイミー)など、まだまだ新興勢力も続いている。 polca、VALUの相次ぐ撤退で、2010年代に勃興したフィンテックも新たな動向を見せているが、この動きを受けて、既存または今後現れるフィンテック企業がどのような対応を見せるのか。

業界は新たなフェーズに移行する段にきている。

コンテンツ・サービスの行方

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