MMORPGの草分け的存在として1998年から運営される『リネージュ』だが、20年以上の月日が経ち、雪代縁さんの存在を知る人の多くは『リネージュ』を引退していたが、この報をきっかけに集結。
雪代縁さんの境遇を知った当時のプレイヤーたちがLINEグループに人づてに続々と集まり、最終的には300人を越えることに。ログが追えないほどに各自の近況報告で埋め尽くされた。
LINEでは雪代縁さんの病気が治るのを祈って、祈願に行く様子もアップされ続けた
約10年ぶりの大規模オフ会、運営も認知
当然、もうゲームを引退してる人も多かったが、雪代縁さんを中心に当時の思い出話に花を咲かせた。
左が雪代縁さん。Tシャツには寄せ書きが集められた
さらに『リネージュ』を運営するNCSOFTの社員もオフ会に参加。参加者にはTシャツやトートバックが配られるなど、1人のプレイヤーを軸とした熱い交流を運営も認知していた。
ゲーム内でも雪代縁さんに関連したイベントが行われる(外部リンク)など、1人のゲームプレイヤーの生涯が、ゲーム全体に影響を与える異例の事態となっている。
ゲームが過酷だったからこそ、絆が強くなった
『リネージュ』はプレイヤーが派閥を組む、またはコミュニティを形成するための血盟(クラン)システムやプレイヤー同士の抗争(PvP)が特徴。『リネージュ』ゲーム画面
中でも雪代縁さんは、プレイヤー同士で城を奪い合う戦いでも特に目立つ存在であり、超難易度エリアを長期に渡り独占するなど、ゲーム内では誰もが知る有名トッププレイヤーだったという。
ゲームで繋がった仲間たちに囲まれる雪代縁さん
当時のMMORPGの文化を知る人の多くは社会人となり、今では家庭を持つ人もいる。それでもいまなお、ゲームの強烈な体験とそこでの出会いは人生に影響を与える。
KAI-YOUでは、雪代縁さんとその仲間たちの動向に注目。今後さらに取材を行っていく予定だ。
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