「にじさんじ」運営のいちから、7億円を調達 海外展開にも意欲

POPなポイントを3行で

  • いちから、約7億円の資金調達を実施
  • 人材採用、設備投資を強化
  • 海外進出や新規事業にも意欲
バーチャルYouTuber(VTuber)・バーチャルライバーグループ「にじさんじ」などを運営するいちから株式会社が、SBIインベストメント株式会社、KLab株式会社、中国投資家の3者を引受先とする約7億円の資金調達を実施した。

調達した資金は人材の採用に投資していくとともに、高いクオリティのコンテンツを「にじさんじ」で提供できる体制を確保していくための設備投資に充てるという。

また、すでに開始している中国向けVTuber事業やインドネシア事業などの海外展開、バーチャル世界のキャラクターと双方向コミュニケーションを行える新サービス「ユメノグラフィア」をはじめとする新規事業も積極的に推し進めると表明した。

「にじさんじ」生み出したいちから

2017年設立のいちから株式会社は、クリエイターサポート事業とライセンス事業を行う企業。主にVTuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじプロジェクト」に参画するバーチャルライバーのサポートと運営を中心に行っている。

「にじさんじプロジェクト」は2018年2月に運営を開始。現在月ノ美兎さんや樋口楓さん、本間ひまわりさんなど約80名のインフルエンサーが所属している。

また所属ライバー全体でのYouTubeチャンネル登録者数は700万人を超え、昨今大きな注目を集めているVTuber業界の中でも屈指のグループとして知られている。
にじさんじ格付けチェック
「にじさんじプロジェクト」はYouTube上での活動のみならず、テレビ東京で放送されたアニメ「バーチャルさんはみている」への出演、「NHKバーチャルのど自慢」などへのイベント出演、リアルイベントの開催、さらにはコミックマーケットへの出店など、様々な形でメディアミックスを行ってきた。

さらに9月21日(土)、22日(日)に予定されている「京都国際マンガ・アニメフェア2019」の"京まふおこしやす大使"に樋口楓さんと本間ひまわりさんが選ばれるなど、活躍の場を広げている(外部リンク)。
【京まふ公式】京まふ情報局#1

今回の資金調達の意図は?

バーチャルカフェ「ユメノグラフィア」

今回の資金調達に関して代表取締役の田角陸さんは、VTuber/ライバーやそのコンテンツを制作・運営する人材の採用や、より熱量の高いファンを生み出すために必要なライバーとそれを支えるメンバーが魅力的なコンテンツを配信できる体制を確保するための設備投資をするとコメント。

また「日本発祥のコンテンツであるVTuber文化の熱狂は、徐々に世界にも伝わってきている」とした上で、中国を含む海外VTuber/バーチャルライバー事業の展開を推し進めて行くことを明らかにした。

さらに、VR空間内で1対1でキャストとおしゃべりができるバーチャルカフェ「ユメノグラフィア」など、新しい試みにも取り組んでいくことにも意欲を示している(外部リンク)。

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