バーチャルYouTuber(VTuber)でバーチャルタレント初のマルチゲーマー アルカナ・モンドさんが発表された。
アルカナさんは、キズナアイさんらが参加するバーチャルタレント支援プロジェクト「upd8」を展開するActiv8株式会社と、e-sports事業を展開するウェルプレイド株式会社の共同プロデュースによって運営される。はじめましてバーチャルマルチゲーマーのアルカナです!
アルカナさんは「最強のe-Sports VTuber」と称され、ウェルプレイドに所属するプロゲーマーや世界で活躍するプレイヤーなど、様々なゲーマーの魂が埋め込まれたメモリーピースを取り込んでソウルチェンジを行うことで、どんなゲームもハイレベルにプレイすることができるという。
例えば、動画再生数と登録者数の伸び率でトップを走っていたゲーム部プロジェクトは、担当声優をすべて変更する声明を発表。
発表時点ですでに4人中2人が変更され、チャンネル登録の解除運動が発生し、運営への批判が巻き起こる炎上騒動にまで発展していた。 また、VTuberの元祖にしてチャンル登録者数トップのキズナアイさんは、2019年5月ごろより、その体を複数人に「分裂」。
それぞれの体を別の人格が担当し、同時に一つの動画にも登場。ファンからは1号、2号、3号などと呼称されるようになり、その方針について賛否は分かれている。 VTuberをどのように楽しむかは人それぞれだが、VTuberファンの多くはVTuberのアバターと中の人を一体のものとして認知し、「中の人」の変更を嫌う傾向が強い。そのため変更するのなら、そのままファンとしての引退を選ぶというケースも存在する。
しかしながら、いくら「バーチャル」で「中の人などいない」というクリエイターとファンとの共通認識があれど、それは当然フィクションとしての、あくまで建前の話だ。
実際には、一人の生きている人間が固有の「中の人」として活動し、ビジネスにおける責任の多くが託される。それによって本人や運営企業にとって様々なリスクを抱えてしまう、ということは容易に考えられる。
そんな中登場したのが、今回発表されたアルカナさんだ。彼女は、複数の「魂(メモリーピース)」を自由に入れ替える(ソウルチェンジ)ことができるという特殊な設定を持っている。
これによって、様々なゲームをプレイすることが可能になるだけでなく、もし「魂」が辞めてしまうことがあっても、アルカナというキャラクターを継続的に成立させることができるかもしれない。
VTuberははじまってまだ間もない文化であり、産業だ。今後も我々が思ってもみなかったような形の新たなVTuberが登場してくるかもしれない。
アルカナさんは、キズナアイさんらが参加するバーチャルタレント支援プロジェクト「upd8」を展開するActiv8株式会社と、e-sports事業を展開するウェルプレイド株式会社の共同プロデュースによって運営される。
複数の魂を持つVTuber、ついに登場
2017年より続くVTuberムーブメントによって様々な企業がVTuber事業へと乗り出しているが、2019年に入ってからVTuberの「魂」(≒中の人)の扱いに端を発する問題がいくつも表出している。例えば、動画再生数と登録者数の伸び率でトップを走っていたゲーム部プロジェクトは、担当声優をすべて変更する声明を発表。
発表時点ですでに4人中2人が変更され、チャンネル登録の解除運動が発生し、運営への批判が巻き起こる炎上騒動にまで発展していた。 また、VTuberの元祖にしてチャンル登録者数トップのキズナアイさんは、2019年5月ごろより、その体を複数人に「分裂」。
それぞれの体を別の人格が担当し、同時に一つの動画にも登場。ファンからは1号、2号、3号などと呼称されるようになり、その方針について賛否は分かれている。 VTuberをどのように楽しむかは人それぞれだが、VTuberファンの多くはVTuberのアバターと中の人を一体のものとして認知し、「中の人」の変更を嫌う傾向が強い。そのため変更するのなら、そのままファンとしての引退を選ぶというケースも存在する。
しかしながら、いくら「バーチャル」で「中の人などいない」というクリエイターとファンとの共通認識があれど、それは当然フィクションとしての、あくまで建前の話だ。
実際には、一人の生きている人間が固有の「中の人」として活動し、ビジネスにおける責任の多くが託される。それによって本人や運営企業にとって様々なリスクを抱えてしまう、ということは容易に考えられる。
そんな中登場したのが、今回発表されたアルカナさんだ。彼女は、複数の「魂(メモリーピース)」を自由に入れ替える(ソウルチェンジ)ことができるという特殊な設定を持っている。
これによって、様々なゲームをプレイすることが可能になるだけでなく、もし「魂」が辞めてしまうことがあっても、アルカナというキャラクターを継続的に成立させることができるかもしれない。
VTuberははじまってまだ間もない文化であり、産業だ。今後も我々が思ってもみなかったような形の新たなVTuberが登場してくるかもしれない。
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