コミケなど即売会7団体が運営「DOUJIN JAPAN 2020」7月始動

コミケなど即売会7団体が運営「DOUJIN JAPAN 2020」7月始動
コミケなど即売会7団体が運営「DOUJIN JAPAN 2020」7月始動

「DOUJIN JAPAN 2020」ロゴ/画像は公式サイトより

POPなポイントを3行で

  • 「DOUJIN JAPAN 2020」7月から本格始動
  • コミケ、コミティアなど運営団体が協力
  • サークルの新刊作成を促す施策も
コミックマーケット」などの同人誌即売会やキャラクターコンテンツの展示即売会を主催する団体が協力するプロジェクト「DOUJIN JAPAN 2020」の7月からの始動が明らかになった。

幹事をつとめるのは赤ブーブー通信社COMIC1準備会コミックマーケット準備会コミティア実行委員会スタジオYOU博麗神社社務所Character1 JAPANの7団体。

2017年12月に「コミックマーケット98」のGW開催とともに発表されたプロジェクトが、いよいよ具体的に動き始める。公式サイトではプロジェクトや展開するキャンペーンについて説明されている。

東京五輪の影響を受けて発足

「DOUJIN JAPAN 2020」/画像は公式サイトのスクリーンショット

2020年夏の東京オリンピック・パラリンピック開催を受けて、2019年4月から使用できなくなる東京ビッグサイトの東展示棟。

期間中、即売会関連のイベントは、残る西展示棟、仮設の青海展示棟、7月に完成する南展示棟を使って、2020年秋まで開催するかたちだ。

変則的な日程、縮小した会場での開催となるなかで、サークルには少しでも新しい同人作品をつくってもらい、一般の人には少しでも多くの同人誌即売会・書店を回ってもらえるようにと立ち上げたのが「DOUJIN JAPAN 2020」だ。

日本全国の同人誌即売会などにも連携を呼びかけており、2019年から2020年という期間を通じて、同人誌文化、そしてマンガ・アニメ・ゲームなどのファンの活動を盛り上げていくという。 公式サイトには、都道府県別に全国の同人誌即売会等のイベント開催スケジュールなども公開されており、2019年から2020年にかけてのイベントを確認する際には重宝したい。

加えて、オリンピックのタイミングに合わせて、日本を訪れる外国人に向けた情報の発信も視野に入っているようだ。

サークルの新刊制作を応援「新刊カード企画」

「新刊カード」/画像は公式サイトより

公式サイトではロゴマークとともに、プロジェクト共通の企画として「新刊カード企画」が明らかにされている。

これは、サークルが、プロジェクトに参加する印刷会社で同人誌等を印刷した場合、印刷会社から新刊1種につき1枚、「新刊カード」を贈呈されるというもの。

新刊カードを集めることで、プロジェクトに参加する同人誌即売会・企業・団体などにおいて「集めた枚数による特典の授与」「集めた枚数に応じた優遇施策」など、各種特典と引き換えができる、という新刊応援キャンペーンだ。

配布期間は2019年7月から2020年12月の予定。7月開催の同人誌即売会等のイベント・書店納品から順次配布を開始し、企画の実施期間は2021年7月末を予定している(企画によって異なる)。

新刊カードを用いた企画はほかにも準備中で、公式サイトではイベント主催者に向けて企画の募集を呼びかけている。

「コミックマーケット」だけをとっても、2会場での4日間開催や一般参加の有料化と、運営・参加者双方にとっても初づくし。そうしたタイミングで発足した「DOUJIN JAPAN 2020」でどのような企画が展開されるのか。

会場問題から即売会イベントへの注目も増しつつあるなかで、およそ1年間にわたる関連イベントの動向を注視していきたい。

コミケ、事前にチェックしておきたい

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イベント情報

DOUJIN JAPAN 2020

幹事団体
赤ブーブー通信社
COMIC1準備会
コミックマーケット準備会
コミティア実行委員会
スタジオYOU
博麗神社社務所
Character1 JAPAN

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