「AnimeJapan 2019」では23日・24日の土日にパブリックデー、25日・26日はビジネスデーが開催されている(ビジネスデーの来場者数は登録数をもとに見込み数を算出)。
総来場者数の発表とともに、2020年3月21日(土)から24日(火)に同じく東京ビッグサイト(西展示棟/南展示棟/会議棟)で「AnimeJapan 2020」の開催も決定している。
平成最後は“ROCK”なアニメジャパン
「アニメのすべてが、ここにある。」をキャッチフレーズに、国内外を代表するアニメ関連企業・団体が多数出展し、アニメ作品展示・グッズ販売、ステージやイベントが催される一大イベントである「AnimeJapan」。2014年の始動から6回目の開催ということで、「6」という数字にちなみ「ROCK」をテーマに掲げた今回、パブリックデーは前年を上回る163社が出展し、1040小間と過去最大規模で開催された。
会場では多くのアニメ関連企業が、4月から放送される新作を中心にアピール。声優やスタッフが出演するイベント、コスプレなどが、来場者を楽しませた。
右肩上がりの来場者数は一転、減少
過去最大の出展社数を記録した「AnimeJapan 2019」だが、初開催からこれまで約1万人ずつ伸長してきた来場者数は減少。まだ見込みではあるものの、前年の15万2331人を下回り、数字としては「AnimeJapan 2017」の14万5453人に近い。
【AnimeJapanの来場者数】
2014年:11万1252人
2015年:12万1540人
2016年:13万5323人
2017年:14万5453人
2018年:15万2331人
2019年:14万6500人※見込み
減少の原因は何なのか?
ここ数年で、アニメ制作現場の労働環境の過酷さがクローズアップされる機会も多く、また今回の開催前には、4月スタート作品数の減少も報じられていたアニメ業界。もちろん、そうした周囲を取り巻く環境や報道が、「AnimeJapan 2019」に影響を及ぼしたかは定かではない。
天候や気温、同時期にあった「FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL 2019 in TOKYO」などのイベントの影響も考えられる。
一方、イベントとしても、キャストなどが登壇するステージの生配信が充実しており、「現地で体験しなくては!」と思わせる動機は減っているのかもしれない。
ただ、増え続けた来場者数が止まったことで、すでに決定している次回への注目は一層増したと言える。
平成を終え、新たな元号での初開催であり、東京五輪を間近に控える中で迎える「AnimeJapan 2020」は、私たちにどのような景色を見せてくれるのだろうか。
【写真】「AnimeJapan 2019」会場風景をもっと見る
AnimeJapanを彩るコスプレイヤーたち
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イベント情報
AnimeJapan 2020
- 会場
- 東京ビッグサイト (〒135-0063 東京都江東区有明 3-11-1)
- 西展示棟/南展示棟 [メインエリア]
- 会議棟 [ビジネスエリア]
- 期間
- メインエリア会期: 2020年3月21日(土)・22日(日)
- ビジネスエリア会期: 2020年3月23日(月)・24日(火)
- 主催
- 一般社団法人アニメジャパン
- 事務局
- AnimeJapan 運営事務局 [株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ]
関連リンク
連載
日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2019」が、3月23日(土)から26日(火)まで、東京ビッグサイトにて開催中だ。 平成最後となる今回も、会場は4月以降にスタートする新作テレビアニメはもちろん、今後新たな展開を控える劇場版など、多くの作品とそのファンで賑わっている。 KAI-YOU編集部でも現場レポートを行う。
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