アドリアンさんが制作した「Supreme Mundi」は、木製のパレットにストリートウェアブランドのSupremeのロゴをあしらったアート作品。
元ギャラリーオーナーのジョン・サティンさんがネットオークションサイト・eBayで購入した。
ダ・ヴィンチの作品にインスパイア
「Supreme Mundi」は、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品「サルバトール・ムンディ」(Salvator Mundi)」(※)や、スケートブランドから発売されるアイテムを入手するために多くのファンが店頭に並び、高額で取引される現象にインスパイアされた作品。
500年続くアートと経済の過度な膨張(Hype Bubble)に対しての批評の意味を込めているという。海外アートメディアの「Artnet」にアドリアンさんがコメントしている(外部リンク)。
ストリートブランドの商品の高額取引というと、1月にSupremeのスケートボードコレクション248点を17歳の青年が80万ドルで落札したことも記憶に新しい。
ちなみにこの「Supreme Mundi」、きちんとスケートができるそうで、マンハッタンのロウワーイーストサイドで試走済みとのことだ(Supremeに怒られそうな予感がバリバリする)。
※1958年にオークションに出品された際は、複製と判断されわずか45ポンドで売却された。本物と証明されたあとに高額で取引され、2017年には4億5000万ドルという、美術品としては史上最高額で落札された。
ストリートウェアの人気が凄まじい
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