同書は、世界観の設計図ともなるコンセプトアートやキャラクターのスケッチ、絵コンテ、アニメーションチームの解説を加えたアートコレクションとなっている。発売は3月1日(金)。
『スパイダーマン』初のアニメーション作品
『スパイダーマン:スパイダーバース』は、スパイダーマンが1962年にマーベル・コミックに初登場して以来、シリーズ初のアニメーション映画。作品の指揮をとったのは、『LEGOムービー2』や、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』などの話題作を手がけたフィル・ロードさんとクリス・ミラーさん。
アメリカでは人気コンビの最新作という意味でも耳目を集め、公開後初登場にして全米1位、さらには観客満足度を示す「Cinema Score」でも「A+」を獲得した。ゴールデン・グローブ賞受賞、アカデミー賞長篇アニメーション賞ノミネートなど、「スパイダーマン史上最高」との呼び声も高い。
全篇CGアニメーションでつくられた本作は、これまでの実写版シリーズに見られた迫力と躍動感はそのままに、原作コミックのタッチも感じられる新鮮な感覚だ。砕けて飛び散るガラスの破片1つひとつまできらびやかで美しい。
また日本語吹き替え版では、ピーター・パーカー役を人気声優の宮野真守さんが、主人公マイルス・モラレス役を、小野賢章さんが演じている。
さらに、シリーズの人気キャラクター・スパイダーウーマン/グウェン・ステイシーの声を、アーティストとしての活動も注目される悠木碧さん担当しており、国内公開が一層楽しみになる豪華キャストだ。
予習にも復習にも公式ブックは必須
『アート・オブ・スパイダーマン:スパイダーバース』には、キャラクターだけでなく、構想段階のスケッチや、作品世界の理解を深める鍵となる街の風景や、インテリアやグラフィックの詳細、未公開シーンのラフなどが掲載。『スパイダーマン』シリーズの1つ『Ultimate Spider-Man』の作者・ブライアン・マイケル・ベンディスさんによる序文も掲載され、世界観にどっぷりと浸ることができる。映画の主人公・マイルス・モラレスの吹き替えをつとめた小野賢章さんも「最高のアート作品!」と絶賛し、以下のようにコメントしている。
また、ブライアン・マイケル・ベンディスさんも、この作品について興奮したコメントを残している。最強のエンターテイメント作品!
しかし、これは!!!最高のアート作品です!!!! 小野賢章さん
映画公開前に予習として読むのもよし、観たあとに余韻に浸りつつ読むのもよし。どちらにせよ、マストで手に入れたい作品になりそうだ。気をつけて!こういう本には依存性がある。ゆっくり座って、素敵な絵の数々を楽しもう。刺激を受けよう。想像をめぐらせよう。それに触発されて、ペンを手に取って紙やタブレットに絵を描いてみよう。これは、真に素晴らしいアーティスト、デザイナー、職人の作品を集めたものだ。
あらゆる線、筆遣い、あらゆるピクセル、色の選択から、本書に登場する人たちは皆スパイダーマンに関するすべてに情熱を燃やしていることがわかる。
さあ、生みの苦しみを喜んで味わってきた彼らの記録を、じっくり楽しんでくれたまえ ブライアン・マイケル・ベンディスさん/SPACE SHOWER BOOKより
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書籍情報
『アート・オブ・スパイダーマン:スパイダーバース』
- 発売日
- 2019年3月1日(金)
- 著者
- ラミン・ザヘッド
- 価格
- 3700円+税
- 発行
- スペースシャワーネットワーク
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