動画配信サービス人気No.1「Amazonプライム・ビデオ」 認知比較は「Hulu」に軍配

動画配信サービス人気No.1「Amazonプライム・ビデオ」 認知比較は「Hulu」に軍配
動画配信サービス人気No.1「Amazonプライム・ビデオ」 認知比較は「Hulu」に軍配

最も多くの利用経験者数が浮かび上がった「Amazonプライム・ビデオ」

POPなポイントを3行で

  • 動画配信サービスの利用経験トップはAmazonプライム
  • Amazonプライムが圧倒的シェア、認知度1位はHulu
  • サービスのユーザーはどれも20代がトップ
MMD研究所が、「定額制動画配信サービス」に関する調査結果を公開した。

調査は、2018年11月2日から11月4日の期間で、スマートフォンを持っている15〜69歳の男女あわせて10000人を対象に実施。

数多くある定額制動画配信サービスのうち、“利用したことがある”人が最も多いサービスは「Amazonプライム・ビデオ」であることが明らかになった。

【調査概要】 調査対象:スマートフォンを所有している15〜69歳の男女 10000人/調査期間:2018年11月2日〜11月4日/調査方法:インターネット調査/調査実施機関:MMD研究所

調査結果を画像で見る

Amazonプライム・ビデオの利用者数が際立つ

最も利用者が多かく、なおかつ有料で利用した経験が多かったサービスは「Amazon プライム・ビデオ」。調査結果全体としても、同サービスのシェアの大きさが際立っている。

・定額制動画配信サービスで利用経験が最も多いのは「Amazon プライム・ビデオ」(19.7%)、次いで「Hulu」(12.7%)、「U-NEXT」(10.5%)

・定額制動画配信サービス、年代によって利用経験や認知にばらつき有り、上位5サービスはいずれも20代の利用経験がトップ

・定額制動画配信サービス、有料で利用した経験が最も多いのは「Amazon プライム・ビデオ」(80.0%)、次いで「DAZN」(71.5%)、「dアニメストア」(70.0%)

・現在スマートフォンで有料利用しているメインの動画配信サービス、トップは「Amazon プライム・ビデオ」(30.9%)、次いで「Hulu」(8.2%)、「Netflix」(7.1%)調査結果サマリーより

利用数トップはAmazon、認知度ではHuluが上回る

定額制動画配信サービスの利用状況

調査によると、定額制動画配信サービスで利用経験のトップは「Amazon プライム・ビデオ」(19.7%)で、およそ5人に1人が使ったことがあるという。

次いで、利用経験人数が多かったのは、日本テレビ系の番組やドラマの見逃し配信が充実している「Hulu」(12.7%)だ。

同局での配信番組前後にCMが放送されているためか、「Hulu」の認知度(利用経験や利用検討を含む)は82.6%と「Amazonプライム・ビデオ」を抜いて1位となった。

有料利用もAmazonがトップ、DAZN、dアニメストアが続く

定額制動画配信サービスの利用料金

また、こうしたサービスの多くに見られる“初回○ヶ月無料”の期間が終了しても利用を続けた経験がある、と回答した人が多かったのは「Amazonプライム・ビデオ」だった。

次いで、有料での利用経験者数2位は、スポーツコンテンツの充実している「DAZN」、3位は2700作品以上のアニメを配信する「dアニメストア」だった。

どちらも、1つのジャンルに特化した動画配信サービスのため、そのジャンルのファンが継続して利用しやすいのだろう。

トップ5のメインユーザーは20代

Amazonプライム・ビデオの利用状況

利用経験者数が多い「Amazon プライム・ビデオ」「Hulu」「U-NEXT」「dTV」「Netflix」の5サービスとも、利用経験があると答えた人が最も多かったのは、20代だった。

20代は一人暮らしをしている人が多いことが理由なのだろうか。休日に自宅で映画やドラマ鑑賞、というのもイメージとして浮かびやすい。

一方、「認知」単体でみると、20代一極集中の見方が変わってくる。「Amazonプライム・ビデオ」では10代(60.6%)、「Hulu」は50代(72.4%)、「U-NEXT」は10代(55.5%)、「dTV」は10代(60.9%)、「Netflix」は40代(57.7%)が最も多くなっている。

「Hulu」「U-NEXT」など他のサービスの利用状況を見る

スマートフォンでの利用もやっぱりAmazonプライム

現在スマートフォンで有料利用しているメインの動画配信サービス

最後に、「現在スマートフォンで、どのサービスを有料利用しているか」についても紹介したい。

スマートフォンで利用しているものはない”という回答も26.9%と一定数あったものの、利用者数の多いサービス1位はここでも「Amazonプライム・ビデオ」(30.9%)だった。

大きく差は開いているものの、「Hulu」や「Netflix」、「dTV」や「DAZN」を利用している人も少なからずいるようだ。

利用自体がないという声については、電車での通勤など、移動時間に映画やドラマを見たいものの、やはり動画であるため通信量がネックという点もあるかもしれない。また、まとまった時間をとってゆっくり見たいと考える人もいるだろう。

Amazonの定額制動画配信サービスは、配送料が一部無料になったり、対象商品が早く届くといったサービスを受けられる「Amazon プライム会員」の特典の1つとして提供されている。

オンラインショッピングをよく利用するという人であれば、プライム会員になった方が便利なことも多い。その上、たくさんの映画やドラマが見放題ということなので「Amazonプライム・ビデオ」の利用経験者数が多いのも頷ける。

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