原因は「不注意で著作権者様への確認不足」
「お詫び 『けものフレンズ』新ユニットオーディション規定台詞の無断転載について」と題した文面では、オーディション特設サイトで、応募用に採用していた台詞が無断転載であるとの指摘があったと経緯を説明。「調査いたしましたところご指摘の事実を確認し、当該台詞につきましては、特設サイト上から直ちに削除致しました」と、無断で使用した事実を認めた。
その上で「弊社の不注意で著作権者様への確認不足によりこのような事態に至ってしまいましたことを深く反省するとともに、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
9月4日11時時点で、オーディション用の特設サイトでは謝罪文と合わせて改めて募集を再開。応募方法の掲載とともに、修正されたオーディション用の台本や参加用紙がダウンロードできる。
たつき監督降板を経てついに発表された『けものフレンズ2』
けものフレンズプロジェクトによるメディアミックス作品「けものフレンズ」。コンセプトデザインは漫画家・吉崎観音さんが担当している。2015年のスマートフォン向けゲームアプリやコミカライズを経て、2017年1月から3月までテレビアニメが大ヒット。
しかし同年の9月、ファンの間でヒットの立役者とされていたTVアニメのたつき監督の降板が、監督自身のTwitter投稿で判明。大きな波紋を呼んだ。 各社が協議を続けたものの、たつき監督が制作に復帰しないことが決定。結果的に、2期の制作も長く未定のままだった。
事態が大きく変化したのは2018年9月2日。東京・品川インターシティホールで開催された「けものフレンズLIVE」の終演後に『けものフレンズ2』の制作がサプライズ発表された。
待望の2期と合わせてはじまったオーディションで物議
ファンにとって待望の2期と合わせて発表されたのが新ユニットのオーディションだ。 しかし、オーディション用に特設サイト上で配布された台本上で無断盗用されたとして、発表当日の9月2日、ブログ「目指そう!声優」の管理人・あかり先生さんがTwitterで訴えて問題が明らかになった。この指摘を受けて、特設サイトでは日付変わって3日の深夜には台本を削除。どうしよう…
— あかり先生@声優志望さん応援ブログ (@withteacher_a) 2018年9月2日
わたしが考えて書いた台本が、そのまま「けものフレンズ」新ユニットオーディションの課題原稿になってる… 悲しい。
・著作権は放棄してないよ
・自作原稿と受け取られる形で盗用しないでね
・出典を明記してね
ということは、書いておいたのだけれど…https://t.co/UsvcSnYR8g
「オーディション原稿の内容が不適切なものであったため、現在確認をしております。ご迷惑おかけ致しますが、今しばらくお待ちください」と該当ページ上でコメント。今後の対応が注目を集めていた。
なお、台本は修正されたが、今回の無断利用について、9月4日5時時点で関係者から特にコンタクトはないことも明かされている。
こちらの課題台本は、他のものに差し変わったようです。
— あかり先生@声優志望さん応援ブログ (@withteacher_a) 2018年9月3日
オーディションを受けようと思っていた方には、準備期間が減ってしまい、ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。
また、もし今後オーディションご担当者様から何かコンタクトがありましたら、この場で皆様にご報告させていただきますね。
『けものフレンズ』をめぐって
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