「YouTuber界のNHK」水溜りボンドの本気！ 2日で20本、驚異の夏休み企画

『水溜りボンド』左がカンタ・右がトミー

POPなポイントを3行で

水溜りボンドが驚異の「夏休みスペシャル」企画を決行
2日間で20本の動画に加えて、チャンネル内には隠し動画も
ホラーやゲスト動画に加えて、なんと2人のアニメ化も実現

チャンネル登録者数330万人を突破した若手YouTuberユニット・水溜りボンドが、8月25日から26日の2日間にかけて、「夏休みスペシャル」と題した動画を10本、生配信を含めてなんと20本もの企画を敢行。

土日、生配信も含めて20本いきまーす。夏なんで。
— トミー(水溜りボンド) (@miztamari_nikki) 2018年8月25日

今や毎日動画を投稿するYouTuberも珍しくなった中で、いまだにそれを達成しながらバラエティに富んだ企画を行い続ける水溜りボンド。

リスナーにとって夢のようだった2日間を振り返る。

無人島企画にホラー企画　多才な水溜りボンド

『水溜りボンド』とは、ドッキリ・実験・検証・都市伝説など様々なジャンルの動画に挑戦する、トミーとカンタという二人組YouTuber。

その企画力に定評があり、「夏休みスペシャル」の直前も、人気YouTuberたちに譲ってもらったものだけで無人島生活に挑む人気企画に挑戦していた。

【前編】大物YouTuberがくれたもので無人島生活できんの？

今回2人は、夏休みの定番番組『ほんとにあった怖い話』のような、オムニバスドラマで勝負。

ありえないところから盗聴器が見つかりました。

例えば「ありえないところから盗聴器が見つかりました。」という動画は、水溜りボンドのトミーさんが監督・脚本・演出を手がけたホラー。

YouTubeの急上昇ランキング1位を獲得し、瞬く間に200万再生を突破した。

冒頭はカメラに向かって2人で会話するいつもの動画スタイルをとりながらも、リスナーを徐々にフィクションの世界に迷い込ませる。

リアルであることが面白いはずのYouTubeにあって、次第にリアルを踏み外していくが、どこからがリアルでどこまでがフィクションなのか分からないメタ的な楽しさがある。

2日間で20本という驚異の夏休み企画

その他にも、今春に失踪騒動でYouTube界の話題をさらった『アシタノワダイ』チャンネルともコラボレーション。

水溜りボンドと同じ事務所のHIKAKINさんやはじめしゃちょーさん、東海オンエアといった人気YouTuberも出演して、本当にあった怖い話を披露。

【アシタノコワイワダイ】大物YouTuberの怖い話がヤバすぎた

また、事務所の垣根を超えて、ワタナベマホトさんやへきトラハウスのカワグチジンさんら異端YouTuberの生き様をそれぞれが歌詞に起こしたラップMV。

【MV】尖ったYouTuberだけでラップしてみた

草なぎ剛にベッキーといった俳優陣まで巻き込んでの本格ドラマの数々。

【裏切り】新しい地図×水溜りボンドスペシャルドラマ

【ベッキー出演ドラマ】ありえないぐらい綺麗好きな女

果ては、水溜りボンドのアニメ化まで実現！監督をつとめたのは、フィリピン出身の映像作家として近年注目を集めるアーロン・フォーミレサさんだ。

【アニメ化】もしもトミーとカンタが高校で出会っていたら...

2人の演技力やメンバーのトミーの脚本や演出といった多才ぶりも見どころではあるが、動画を投稿する瞬間までを生配信し、撮影秘話も交えながら放送というリスナーへのフォローっぷりも素晴らしい。

しかも20本に加え、チャンネル内に隠し動画まで仕込んであるという手の凝りよう。エンターテイナーとして圧巻の矜持を見せつけた。

その素行の良さから今や「YouTuber界のNHK」とも呼ばれる水溜りボンドだが、正攻法で一番尖っているのは彼らではないか！ という説を私はここに唱えたい。