連載 | #5 Weekly HOT Streaming

平野紫耀や三宅健ら「TOBE」メンバー初集結、ライブ配信の同接が30万人超

平野紫耀や三宅健ら「TOBE」メンバー初集結、ライブ配信の同接が30万人超
平野紫耀や三宅健ら「TOBE」メンバー初集結、ライブ配信の同接が30万人超

TOBEのメンバーたち/画像はYouTubeより

ユーザーローカル提供の「生放送リアルタイムランキング」を元に、日本のインターネットの1週間の動きを多角的に紹介する「Weekly HOT Streaming」。

政治ニュース、ゲームの大会、アイドルのライブ、VTuberの配信………様々なジャンルの話題が飛び出すこの連載を読めば、あなたもきっとインターネットの多様性と面白さに改めて気づくはずだ。

なお、ランキングの仕様上、国外の配信の情報が入ったり、カウントされていない配信もあるだろうが、その点は何卒ご容赦を。

今回は11月19日(日)から11月25日(月)までのトピックスを紹介。この週1位に輝いたのは、最高同時接続者数約30万を突破したTOBEのライブ配信だった。

出典:生放送リアルタイムランキング

目次

【画像】「Weekly HOT Streaming」1~30位(11/19~11/25)

平野紫耀、三宅健さんらTOBEメンバー初集結した「とべばん」

TOBEは3月に設立された、滝沢秀明さんが代表をつとめる芸能事務所。元V6三宅健さん、元Kis-My-Ft2北山宏光さん、元King & Prince平野紫耀さんなど、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)から移籍したタレントたちが所属している。

「Weekly HOT Streaming」1~10位(11/19~11/25)

11月25日にTOBEの公式YouTubeチャンネルで配信された「【とべばん】TOBE family全員集合で番組は、実は初めてだよスペシャル〜‼️」では、タイトルの通り、所属タレントたちが初めて勢揃いし、バラエティ番組風のトークを繰り広げた。

この配信で画期的だったのが、KOSE・スシローの大企業2社が「PR・制作協力」としてクレジットされており、配信内でもそのことが明記されていた点だ。これはテレビ業界のビジネスモデルと近しい。

TOBEの生配信 異例の大手企業2社が制作協力

確かにいわゆるPR案件・企業案件はYouTubeでもそれほど珍しいものではないし、複数の企業が協賛につくケースは今までもあった。

しかし、その場合は(大会など)イベントへの協賛といった趣が強かった(格闘番組「Breaking Down」やVTuberのゲーム大会「KZHCUP」などがわかりやすい事例だ)。

YouTubeのバラエティ番組、しかもそれほどイベント性がないものへ、複数の大手企業が協賛につくことは(少なくとも日本国内では)珍しいケースだ。
1位にランクインしたTOBEの配信
今回「とべばん」でこのビジネスモデルが成立したのは、SMILE-UP所属時代からのTOBEタレントたちの人気や知名度、数々の企業・商品・サービスのCM出演やイメージキャラクターとしての実績あってのことだろう。

実際、配信の反響は凄まじく、番組ハッシュタグがX(旧・Twitter)の世界トレンド1位に。さらにKOSEやスシローの名前も日本のトレンドにランクインした。

スカイピースが1年かけた大型企画「YouTuberガチバレー対決」

最大同時接続者数約15万で3位にランクインした「【本番】YouTuberガチバレー対決生放送」は、コンビYouTuberのスカイピーステオくんが考案した準備期間1年に及ぶ大型企画。
「バレー1年企画」を発表したスカイピースの動画
テオくんと☆イニ☆(じん)さんがそれぞれ、バレーボールの経験がないYouTuberをチームメンバーに集め、1年間練習し、その後ガチンコ真剣試合を行うという内容だ。

メンバーとしては水溜りボンドのカンタさん、コムドットひゅうがさん・ゆうまさん、ジュキヤさんなどの人気YouTuberたちが参加した。
3位にランクインしたスカイピースの配信
東京・立川立飛アリーナで3セット先取5セットマッチ形式で行われた本試合は、フルセットにもつれこむ白熱の接戦となった。

両チーム共に1年間の練習の成果を発揮し、解説をつとめた日本バレーボール協会会長・川合俊一さんも驚くほどの名プレイが生まれる場面も。

TikTokではファンが編集した名プレイ集や感動シーン集が多数投稿されるほどの盛り上がりとなった。気になる勝負の行方はぜひ、配信アーカイブにてチェックだ。

にじさんじの新人デビュー配信が5万超に

22位・29位にはバーチャルライバー/VTuberグループ・にじさんじの新人のデビュー配信がランクインした。

11月24日に初配信を行ったのは、立伝都々(たちつてとと)さん、栞葉るり(しおりはるり)さん、ミラン・ケストレルさんの3人。中でも栞葉るりさんは、最大同時接続者数5万5千人を記録した。シーンからのにじさんじ新人への期待値の高さが伺える。
22位にランクインした栞葉るりさんの配信
2023年現在までに、国内だけに絞ってもにじさんじおよびからデビューした新人ライバーは18名にのぼる。

その内10名が、にじさんじの新人育成バーチャルライバー(VTuber)育成プロジェクト「バーチャル・タレント・アカデミー(略称・VTA)」の卒業生たちだ。 「VTA」の生徒たちは在学中からライブ配信を行い、卒業した際には、ある程度自分のスタイルを見つけた状態でデビューしていく(※)。

また、にじさんじのマネジメントノウハウを活かした、配信プラットフォームに関するSEO対策やコンプライアンス研修など各種座学、企画制作のワークショップを通し、ライバー活動の基礎を学んでいる。

いわば「VTA」卒業生たちは、ライバーになるためのさまざまなハードルを超えてきたエリートたちなのだ。

(※)なお、現在の「VTA」のプログラムでは「ライブ配信や歌、ダンス、演技も学んでいただく場合がございます」と記載されており、必ずしも生徒全員がライブ配信を行っているとは限らない。

【画像】「Weekly HOT Streaming」1~30位(11/19~11/25)
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