第159回芥川龍之介賞の選考委員会が7月18日に開催され、高橋弘希さんの『送り火』が授賞作に決定した。
また、北条裕子さんの東日本大震災を題材にした『美しい顔』は、他作品との類似点を指摘されるなど注目を集めていた。
これまで芥川賞候補に4度選ばれ、直木賞候補は2度目となる島本理生さんがついに受賞となった。
高橋さんは1979年青森県十和田市生まれ。2014年『指の骨』にて第46回新潮新人賞を受賞したほか、『日曜日の人々(サンデー・ピープル)』は第39回野間文芸新人賞を受賞している。 なお、芥川賞の候補として発表されていたのは、『送り火』をはじめ全5作品。第159回芥川龍之介賞は高橋弘希さんの「送り火」(文學界掲載)に決まりました。おめでとうございます。#芥川賞
— 日本文学振興会 (@shinko_kai) 2018年7月18日
劇団「大人計画」主宰もつとめる俳優・脚本家の松尾スズキさんの『もう「はい」としか言えない』は、2006年の『クワイエットルームにようこそ』、2010年の『老人賭博』に続いて3度目の候補作選出。古谷田奈月(こやた なつき)さん『風下の朱(あか)』(早稲田文学 初夏号 掲載)
高橋弘希(たかはし ひろき)さん『送り火』(文學界 5月号 掲載)
北条裕子(ほうじょう ゆうこ)さん『美しい顔』(群像 6月号 掲載)
町屋良平(まちや りょうへい)さん『しき』(文藝 夏号)
松尾スズキ(まつお すずき)さん『もう「はい」としか言えない』(文學界 3月号 掲載) 「第159回芥川龍之介賞」候補作品
また、北条裕子さんの東日本大震災を題材にした『美しい顔』は、他作品との類似点を指摘されるなど注目を集めていた。
直木賞は島本理生
直木賞は、島本理生さんの『ファーストラヴ』が受賞。これまで芥川賞候補に4度選ばれ、直木賞候補は2度目となる島本理生さんがついに受賞となった。
芥川賞をめぐって
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