連載 | #4 「AnimeJapan 2018」特集

のんや梶裕貴ら登壇Netflixステージ 質問コーナーでは珍・迷回答続出!

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のんや梶裕貴ら登壇Netflixステージ 質問コーナーでは珍・迷回答続出!
のんや梶裕貴ら登壇Netflixステージ 質問コーナーでは珍・迷回答続出!

(左から)のん、平田広明、梶裕貴、白石晴香、小林裕介、上村祐翔、梅原裕一郎

POPなポイントを3行で

  • 「AnimeJapan 2018」のNetflixステージに、配信作品からキャストが登壇
  • 「ミスターアニメジャパン!」「(変身したいものは?)がんもどき」名場面振り返る
  • 『B:The Beginning』や『A.I.C.O Incarnation』など、Netflixのコンテンツの充実
3月24日から25日にかけて開催されている「AnimeJapan 2018」。世界最大級の動画ストリーミングサービスであるNetflixも、アニメに特化したブースを展開。

ライセンス作品だけでなく、猛烈な勢いで配信されるオリジナル作品をアピールした。 その一環として開かれたステージイベントが「NETFLIXアニメ祭! スペシャルステージ」。3月から配信の始まったタイトルから、主要キャストを招いてのイベントである。

このステージには同社のオリジナルアニメである『B:The Beginning』より平田広明さんと梶裕貴さん、『A.I.C.O Incarnation』より白石晴香さんと小林裕介さん、『ソードガイ The Animation』より上村祐翔さんと梅原裕一郎さん、そしてライセンス作品として配信の始まった『この世界の片隅に』よりのんさんが参加。

司会は猛烈なアニメ好きのアナウンサーとして知られる松澤千晶さん。わかってる感のある人選である。

取材・文:しげる

『この世界の片隅に』印象的なエピソードは監督のおにぎり?

それぞれのキャストが入場……というところで、いきなり平田さんと梶さんがイスを微妙に間違えるハプニングが発生、二人は舞台上でわちゃわちゃした感じに。「梶が間違えました!」と主張する平田さん。この二人、なんだか妙に仲がいい。

『B:The Beginning』の役所と見所を聞かれても、「ものすごく天才なんだけど、自分を天才だと思っているのがちょっと気に入らない役です!」「(後ろに表示されている説明文を)読んでください!」「詳しくは配信を見てください!」と異常にざっくりした説明をする平田さんと、それに突っ込みを入れる梶さん。た、楽しそうだ!

(左)平田広明さん(右)梶裕貴さん

それぞれのタイトルについて見所を解説するキャストの皆さん。しかし、『この世界の片隅に』は公開されてある程度時間の経っている作品なので、改めてのんさんに作品の魅力と思い出を聞いてみる流れに。

「戦時下の広島で、すずさんが家族のみんなと美味しいご飯を食べて美味しいってなったりとか、まずいご飯を食べてがっかりしたりとか、そういう生活をするのが改めて幸せだなって感じられるところが、どこに住んでいる方にも響くのかな、と思います」と訥々と作品について語るのんさん。確かにこの映画の食事シーンは印象的だったもんな……。

のんさん

さらに印象深い思い出としてのんさんが話してくれたのが意外なエピソード。それは「最初のレコーディングの時に片渕監督がすごく集中してて、これはご飯も食べずに頑張らないとと気合を入れていたんです。そしたら片渕監督がモニター越しにおにぎりを食べている姿目に入って、『あっ! 食べてる!』と思ったのが忘れられない……」というもの。いや、これ、わかるんですよ! 実際の片渕監督って見た目が小動物っぽくて、おにぎり食べてる姿が似合いそうだし(褒めてます)。

「ミスターアニメジャパンだよ!」平田さんも思わずツッコム

それぞれの作品について紹介された後は、「目を見ればわかる! アニメトーク!」と題して、スクリーンにキャラクターの「目」を表示、そのキャラクターを演じたキャストに、作品にちなんだ質問をしていくコーナーに。 変身する能力があったら何に変身したい?」という質問に、まず表示されたのは梶さんが演じているキャラクターの黒羽。すかさず「俺か?」と絡みに行く平田さん。高田純次並みの絡み力。 梶さんの「もし何かに変身できるなら、自分の声を他の声優さんの声に変えてみたい」という回答に「真面目だね!」「仕事から離れてみたら!?」「病んでるよ!」とコメントする平田さん。

「だってあなた、今日6つもステージあるんでしょ? 明日も5つでしょ。ミスターアニメジャパンだよ!」と続ける平田さんに「もうちょっと他の印象を持ってくれてもいいんですよ!」と返す梶さん。もうイチャついてるようにしか見えねえ……。

ちなみに平田さんが変身したいのは「がんもどき(味を吸うから)」、のんさんが変身したいのは「富士山(日本一で派手だから)」だそう。回答が独特すぎる。

質問コーナーで迷回答続出!

続いては「今から19年後の未来はどうなってほしい?」という質問に、小林さんが答えることに。「個人的にこうあってほしいのは、VR技術がもっと発達してくれたら、プライベートがすごく楽しくなりそう」と答える小林さん。

そこに上村さんも加わり、「VRで四次元に行きたい」という高度な話題になった挙句に「平和であればいいなと思います」という締めに。うん、おれも平和であればいいと思うよ!

最後に「あなたにとって最強の武器はなんだと思う?」という質問を投げられたのは梅原さん。「仕事をする上で嫌なことはすぐ忘れて切り替えられる」という点が武器と語る。ただそれゆえに(?)忘れ物が多く、今回のイベントに合わせてホテルに前乗りしたものの、昨日着てきた服をごっそり全部ホテルに置いてきてしまったとか。なんとも豪快だ。

(左)上村祐翔さん(右)梅原裕一郎さん

同じ「自分の武器は?」という質問をされた白石さん。しかしなぜか「強い心がほしいです……!」という謎の回答。「違うよ! 武器だよ!」と言われてさらに出てきたのが「すごい重たい……家まで持ち上げられるような……『ガッ! ガッ!』っていうやつがほしい……」「引っ越したいんですけど、今の家は割と気に入ってるので、そのまま都内に持って行きたいんですよね」というもの。

ポンコツすぎる白石さんの回答に「小林くん! ちゃんとフォローして!」「小林くんが(白石さんが持っている武器を)考えてあげれば?」と、共演者の小林さんが無茶振りされる羽目に。

(左)白石晴香さん(右)小林裕介さん

「これをどうやって形容すれば傷つかないのかな……まあ、ドジなところが……武器……」と小林さん。「さっき控え室ですごくクッションが沈むイスに座ってて、『本番もこういう椅子なんですか』っていうから、『もっと高い椅子だと思うよ』って言ったら、なんか高価な椅子に座れるとずっと勘違いしてたんですよ」と白石さんの天然ぶりを披露。なんというか、ガッタガタだな!

なお平田さんの武器は「呼吸をするように嘘をつけるところ」だそうです。

コンテンツの層が充実するNetflixのポテンシャル

最後に、それぞれの出演作品に関してメッセージでステージを締める。

平田さんは『B:The Biginning』に関して「ネットでの配信なんで、一気に最後まで見られます。全部見たら、是非もう一度最初に戻って第一話を見てほしい。何度でも楽しめる作品になっていると思います」とコメント。

『A.I.C.O Incarnation』に出演する白石さんは「すごく作画に迫力があってかっこいい作品です。是非アイコの立場になって一緒に旅をしているような気分で見て欲しいです」とした。

『ソードガイ The Animation』について、上村さんは「キャストさんもスタッフさんも力が入っている中で、のびのびと演じられた印象が強いです。武器を通して強い思いを感じられる作品なので、是非迫力ある映像をご覧いただきたいです」と語った。

最後にのんさんが「『この世界の片隅に』は2016年に公開された作品なんですけど、Netflixで公開されることでもっとたくさんの人に見てもらえるんじゃないかと思っていて、まだ見たことないっていう人も、気軽にポチッと見てもらえればと思います」とアピールして締め。 こうして配信作品の主要キャストだけでがっちりとイベントを開けるようになるとは、国内のアニメファン向けにコンテンツの厚さを増し続けているNetflixの勢いをしみじみと感じる。

とりあえず困ったら「平和であればいいと思います」と言っておけばいい、という知見を得つつ、今後のアニメイベントでもこういうステージが見られそうだなあ……と感じたのであった。

「AnimeJapan 2018」で起きたこと

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イベント情報

AnimeJapan 2018

開催
2018年3月22日〜2018年3月25日
会場
東京ビッグサイト

関連キーフレーズ

しげる

Writer

1987年岐阜県生まれ。プラモデル、アメリカや日本のオモチャ、制作費がたくさんかかっている映画、忍者や殺し屋や元軍人やスパイが出てくる小説、鉄砲を撃つテレビゲームなどを愛好。好きな女優はメアリー・エリザベス・ウィンステッドとエミリー・ヴァンキャンプです。
https://twitter.com/gerusea
http://gerusea.hatenablog.com/

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