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  • TVアニメ『citrus』の謎の役職「ギャル監修」
  • プロデューサーは当初から必要性を認識
  • ギャルや食事の監修でどのような効果が?

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「ギャル監修」って何ですか? 百合アニメ『citrus』が求めたリアリティ

『citrus』

『コミック百合姫』で連載中のサブロウタさんの漫画を原作に、純情ギャルと黒髪生徒会長という女子高生同士の純愛をTVアニメ化した『citrus』。
TVアニメ『citrus』プロモーションムービー第2弾
1月の放送開始と同時に反響を呼んでいますが、アニメファンを中心に「こだわりを感じる」「一体何を?」と注目を集めたのがスタッフクレジット(外部リンク)です。

一般的な役職に混ざって、「ギャル監修」(平岡りえさん)や食事監修(福島達也さん)という興味をそそられるスタッフの文字が。

見慣れないクレジットに「いったいぜんたい何を監修しているんだぁぁぁぁぁ!?」と気になったので、本作でプロデュースを担当する株式会社インフィニットの永谷敬之さんにお話をうかがいました。

どうやら制作当初から、2つの役職に必要性を感じていたようです。

現場にあったギャル像のジェネレーションギャップ

TVアニメ『citrus』 ──TVアニメ『citrus』の制作において、「ギャルや食事に対する監修が必要だ」と感じられたのはいつ頃でしょうか?

永谷敬之(以下、永谷) シナリオ会議の始まった頃から、この役職を用意しようと考えておりました。

──なぜ必要と感じたのでしょうか?

永谷 食事に関してはリアリティの部分で必要性を感じたのですが、ギャルに関してはイメージとしてのギャル像しかもっていなかったので、その生態というか生き様に興味を持ったこともその一端だと思います。

ただそれ以上に、現場でのギャル像にジェネレーションギャップがあったことが大きいと思います。 TVアニメ『citrus』 ──実際にギャル監修として現場に携わってもらっていかがでしたか?

永谷 監修をしてもらっていたときは現役でギャルの方だったので、非常に参考になりました。放送のタイミングくらいでギャルを引退されたようです。

アニメを見る方では無かったようですが、非常に協力的で助かりました。その対応から、ギャルに対しての私自身のイメージも変わったりしましたね。

──「ギャル監修」の具体的な役割を教えてください。

永谷 ギャルと一言に言っても様々なジャンルや年代によっても違うこと、そもそも男性が多いシナリオ会議において、様々なシチュエーションにおけるギャルの生態を知っておくことが、作品にとってプラスになると考えたからです。

自身で言いますと、ルーズソックスが流行った時代のギャルを見ていたくらいの知識しかなかったので、ギャルというものを自身で自負していた方たちの意見と、見ていた僕らの見解のギャップは無くしたかったんです。 TVアニメ『citrus』 ──実際に監修役を立てたことで、作品にどのような影響がありましたか?

永谷 ギャルとはどんなことに興味を持って、どんなことに強く食指が動くのか、あるいは何を大切にしていて、何に重きを置きつつ生活しているのかといった点において、『citrus』のドラマと日常における日常部分にその意見の多くが反映されていると思います。

また今回は原作がありますが、その原作では描かれていない部分においても、いただいたアイデアを元に画面づくりに反映させてもらいました。

──監修されているギャルの方は、どんな方ですか? また、百合にも詳しい方だったりされるのでしょうか?

永谷 「ごく普通のギャル」という日本語が成立するならば、ごく普通のギャルの方でした(笑)。特にアニメを見る方ではないと聞いてます。 TVアニメ『citrus』 永谷 ただ先にも触れましたが『citrus』放送のタイミングくらいでギャルは卒業されたようなので、ちょっと残念ですね。

非常に協力的で好感触でしたが、アニメも見てないようなので、百合などに詳しいとは思っておりません。ただ今作品を見てもらって興味を持ってもらえればとは思っています。

“つもり”ではなく、実際に聞くことで生まれる新たな発見

──「食事監修」にはどのような効果があったと思いますか?

永谷 食事監修に関しては、スタジオの中にいたクリエイターの方にお願いをしています。そういった意味では適材適所が非常にスムーズにいった印象です。

今作品で食事シーンが数多く出てくるだろうという想定もありましたので、作画的な部分で食事シーンがみすぼらしく見えないように、監修作業を入れさせていただく形にしました。

実際、作品内では食事のシーンもそれなりにあるので、家のご飯、ファーストフードやお弁当などに、流行り物ではない今どきっぽさを入れられたのかと思います。 TVアニメ『citrus』 ──こうした特殊な監修役は、今後ほかのアニメにおいても増えていくと思いますか?

永谷 舞台探訪や聖地巡礼といった事例が表しているように、アニメ内のリアリティが現実と混然一体になっている作品が増えていることを考えると、増えていってほしいと私は思っています。

作品として力を入れる部分が、今作ではこの2つの役職に集約されていると思いますが、作品が変わればそのこだわりのポイントは変わると思いますので。

わかっている“つもり”でつくるのではなく、実際にインタビューすることで新しい発見をしてつくることは、クリエイティブな仕事としては重要だとも思います。

(c)サブロウタ・一迅社/citrus 製作委員会

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発売 : 2018年4月3日
価格 : 8,424円(税込み)
販売元 : Happinet

作品情報

citrus

<スタッフ>
原作 サブロウタ(コミック百合姫/一迅社)
監督 高橋丈夫
シリーズ構成 ハヤシナオキ
キャラクターデザイン・総作画監督 伊集院いづろ
音楽 高橋諒
音楽制作 ランティス
プロデュース インフィニット
アニメーション制作 パッショーネ
<キャスト>
藍原柚子 CV:竹達彩奈
藍原芽衣 CV:津田美波
谷口はるみ CV:藤井ゆきよ
桃木野姫子 CV:久保ユリカ
水沢まつり CV:井澤詩織
丸田加代 CV:葉山いくみ
タチバナ・サラ CV:金元寿子
タチバナ・ニナ CV:松嵜麗
藍原翔 CV:前野智昭
藍原梅 CV:植田佳奈

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