2日目も終わりにさしかかった18時過ぎ、Zepp DiverCityを舞台にした「HEAT GARAGE」に、地下セクシーアイドルのベッド・インが降り立った。
2014、2015年はビラ配りで自主的にTIFに参加。2016年は多くのアイドルとともに「IDOL CLUB NIGHT LEGEND~NETSU&ASEアイドルジャイアンSP~」で初出演した。
同枠は初回から続いていたものの、一時は中断していた夜のセクシー枠。復活に際してベッド・インが起用されたとあって、これ以上ないキャスティングに思えたことを覚えている。 しかし、単独で出演枠を獲得するのは今回が初だ。
90年代のバブル期のオイニーを撒き散らし、終わらないバブルを堪能させるベッド・イン。「TIF」でも異彩を放つ彼女たちのライブ(=おギグ)、サプライズゲストも現れたその全貌をレポートしていく。
写真:Diora
バブルへGO! やまだかつてないTIFの光景
いつものおギグのように、ジュリアナ東京を彷彿とさせるバブリーなディスコにあわせ、ボディコンをまとった益子寺かおりさん、中尊寺まいさんが登場。「皆さん、わんばんこ〜。ベッド・インです、シクヨロ〜」と、フロアをバブルに染め上げ、羽付きの扇子(ジュリ扇)を振り乱す。 そのまま「♂×♀×ポーカーゲーム」で"おギグ"はスタート。ディスコサウンドを基調にしながら、中尊寺まいさんの太い歪みの効いた真っ赤なSGがうなりをあげるナンバーだ。 吉川晃司さんさながらのハイキックも飛び出しながら、生徒諸君(ベッド・インのファンの総称)のみならず、フロアの観客たちを嵐のように盛り上げる。 曲が終わるとMCへ。「『TOKYO IDOL FESTIVAL』のみんな、やまだかつてないほどアッツいわねぇ……。生徒諸君に視姦してもらって、股間のポケベルも鳴りっぱなし」と、終始止まらないバブルジョークを飛び交わせ、ベッド・インならではのステージで、フロアをグイグイと、なかば強引なほどに「TIF」を引っ張っていく。 「2年連続の『TIF』出演でお枕大成功〜!」と、ジョークを続けながらも、「イベントに呼ばれてもないのにお台場に現れて、道行く人のフランクフルトをパクついたり、夜のセクシー枠(=IDOL CLUB NIGHT)を復活させるために、座り込みを行っていた」と、これまでの「TIF」の思い出を語りながら、決して平坦ではなかった初の単独ステージへのアツい思いを語った。 「男はアイツだけじゃない」「C調び〜なす!」の2曲が披露され、「サンクスモニカ〜!」の挨拶で終了かと思いきや、スペシャルゲストの存在を明かす。
ヌキ挿し(抜き差し)ならぬ関係と紹介されながら現れたのはバニラビーンズのレナさんとリサさん。もちろんジュリ扇を振りかざしての登場だ。 バブリーなベッド・インとは打って変わって、清楚な「THE・アイドル」という出で立ちのバニラビーンズ。
奇妙な対比がステージに生まれつつも、初の出会いが2014年の渋谷CLUB QUATTROで開催されたイベント「第1回チキチキ・ひな地獄フェスティバル!」だったと語りながら、今回のコラボにかける思いを述べ、ピチカート・ファイヴのシングル「東京は夜の7時」のカバーが披露された。 それまでのディスコロックな曲調から一変、バニラビーンズらしさすらあるスウェディッシュポップに。だが、それまでのバブリーな言葉遣いにあてられてか、レナさんは「やまだかつてない夜にしましょう〜!」と叫ぶ。意外とも思えるその様子に、会場はさらにフィーバーしていくようだった。 「サンクスモニカ〜! みんなとチョメチョメできてマンモスうれP〜〜!」と、全曲終了しても会場へのサービスは止まらない。
「ドロンしま〜す、ニンニン」と最後まで、「TIF」の会場をバブルのオイニーでロックし、続くバニラビーンズへと見事にバトンを繋いだ。
ベッド・インのバブリーなおギグをまだまだ見る!
TIF2017、レポート掲載中!
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セットリスト
ベッド・イン
- 1
- ♂×♀×ポーカーゲーム
- 2
- 男はアイツだけじゃない
- 3
- C調び〜なす!
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連載
2017年8月4日(金)、5日(土)6日(日)の3日間に渡って開催される世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」(TIF)! 2017年は、指原莉乃さんがチェアマンに就任。KAI-YOU.netでは、お台場、夏の風物詩となっているTIFを総力特集! SMILEGARDENの「佐々木彩夏」よりスタートし、そのままメインステージのトリを飾るのは、「私立恵比寿中学」。2日目以降も「欅坂46(欅坂46+けやき坂46)」や、TIFの舞台で初お披露目となる「=LOVE」が登場。最終日はTIF初出演となる「乃木坂463期生」がヘッドライナーを飾る。
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