鉛筆で描いたラフスケッチを線画に自動変換する新技術が早稲田大学の研究チームにより発表され、話題を集めている。
これは、人間の脳内における情報処理をコンピュータで再現したニューラルネットワークを用いた技術。
これまで、複雑なラフスケッチを綺麗に線画化するのは困難とされていたが、この技術を用いることで、スキャンした鉛筆画などを簡単に線画化することが可能となる。
エドガー研究院助教は、モノクロ写真を自動的に色付けしカラー写真に変換する技術などを発表し、国内外のメディアから注目を集めてきた。 今回発表された技術は、3層からなる多層ニューラルネットワークを用いて、入力されたラフスケッチを線画として自動的に出力するというもの。 「Potrace」や「Adobe Live Trace」といった既存ツールのトレース機能と比べて、余分な線が残っていなかったり線が単純化されていなかったりなど、自然な線画を生成することができる。
複数の線が重なったラフスケッチから良い線を抽出して線画に清書する作業は、イラストレーターにとって高い技術を必要とし、その技術を会得することはイラストレーターとしての誇りでもあった。
それが、このような高精度なニューラルネットワークの処理により代替されるとなると、イラストレーターはもちろん、漫画家やアニメーターの方々にとっても驚異の技術となりそうだ。
※ 画像はすべてシモセラ・エドガー研究院助教 ポートフォリオページより
これは、人間の脳内における情報処理をコンピュータで再現したニューラルネットワークを用いた技術。
これまで、複雑なラフスケッチを綺麗に線画化するのは困難とされていたが、この技術を用いることで、スキャンした鉛筆画などを簡単に線画化することが可能となる。
複雑なラフスケッチを自動的に線画に清書
この「ラフスケッチの自動線画化」技術を発表したのは、早稲田大学大学院基幹理工学研究科のシモセラ・エドガー研究院助教ら4人による研究チーム。エドガー研究院助教は、モノクロ写真を自動的に色付けしカラー写真に変換する技術などを発表し、国内外のメディアから注目を集めてきた。 今回発表された技術は、3層からなる多層ニューラルネットワークを用いて、入力されたラフスケッチを線画として自動的に出力するというもの。 「Potrace」や「Adobe Live Trace」といった既存ツールのトレース機能と比べて、余分な線が残っていなかったり線が単純化されていなかったりなど、自然な線画を生成することができる。
複数の線が重なったラフスケッチから良い線を抽出して線画に清書する作業は、イラストレーターにとって高い技術を必要とし、その技術を会得することはイラストレーターとしての誇りでもあった。
それが、このような高精度なニューラルネットワークの処理により代替されるとなると、イラストレーターはもちろん、漫画家やアニメーターの方々にとっても驚異の技術となりそうだ。
※ 画像はすべてシモセラ・エドガー研究院助教 ポートフォリオページより
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