『黒子のバスケ』一連の脅迫事件で、36歳男性を逮捕

『黒子のバスケ』一連の脅迫事件で、36歳男性を逮捕
『黒子のバスケ』一連の脅迫事件で、36歳男性を逮捕

画像は『黒子のバスケ 25巻』

12月15日(日)、週刊少年ジャンプ連載の漫画『黒子のバスケ』の関連イベントや企業に対して、何度も脅迫文が送られるといった一連の事件に関与したとして、威力業務妨害の疑いで36歳の男性が逮捕されたことが分かった。

男性は「ごめんなさい、負けました」と犯行を認めているとのこと。

脅迫文は250通にも及ぶ

『黒子のバスケ』は「週刊少年ジャンプ」に連載されている人気漫画作品。2012年4月から開始されたテレビアニメ版の放映から、女性ファンを中心にさらに爆発的な人気を見せているコンテンツだが、50以上もの関連イベントや関係者に対し脅迫状が送られ、ついには原作者の藤巻忠俊さんの母校である上智大学の体育館にて気化すれば致死に至る量の薬物と、藤巻さんと『黒子のバスケ』の人気を批判する手紙が発見されるまでにエスカレートしている。警視庁によると、脅迫文は250通にも及んだとされている。

逮捕された男性は、インターネット上の掲示板では「喪服の死神」と名乗るユーザーが一連の事件についての犯行声明めいた書き込みを残したとされる。

2013年1月には、一連の事件に関して、同掲示板で「喪服の死神」の関係者と名乗る「怪人801面相」が今後は脅迫行為を行わないと表明、実際に脅迫行為はやんだため、事態は一旦は沈静化したとみられていた。しかし、4月に入って再び各種会場などに脅迫状が届くようになっていた。「コミックマーケット」などの大規模な同人誌即売会でも、『黒子のバスケ』に関連した作品を頒布するサークルの参加が中止されるなど、異例の措置が取られることもあった。
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