活動停止した先輩グループ・Berryz工房の精神を継承
こぶしファクトリーというグループ名には日本原産の花・コブシのように優美でありつつ、コブシの名前の元である「にぎりこぶし」に象徴される力強さを兼ね備えたグループになってほしいという願いが込められている。今年3月に無期限活動停止となったアイドルグループ・Berryz工房のキャプテンで、現ハロー! プロジェクト・アドバイザーの清水佐紀さんもグループの命名に関わっており、ファクトリー(工房)の部分には、Berryz工房の精神を継承するという意味も込められている。 彼女たちが2曲目に披露したのはそんなBerryz工房の楽曲「ピリリと行こう!」。沖縄民謡によく使われる三線(さんしん)の音をとりいれた常夏ナンバー。 どんな時も楽しそうな田口夏実さんの天真爛漫な笑顔も晴天の青空に映えていた。
ドスコイ!なデビュー曲とハロプロ研修生の青春ソング
つづく3曲目は、メジャーデビュー曲の1つ「ドスコイ!ケンキョにダイタン」を披露。 腕を組んだポーズからカッコよくはじまるロック調なこの曲は、相撲の構えや張り手、日本の伝統芸能である能の動きや歌舞伎の「見得を切る」ような仕草をダンスに取り入れ、ボーカルにおいてもドスの利いた声で文字通り「こぶし」を回し、これでもかと力強さを見せつけた。 メンバーの野村みな美さんも可憐な容姿からは想像もつかない迫力ある歌声を聴かせた。 曲中では、藤井梨央さんと和田桜子さんによる相撲の取り組みも展開。カッコよさの中に遊び要素がつまった彼女たちらしいステージとなった。 そして、立て続けとなる4曲目には、ハロプロ研修生の楽曲「Crying」。先ほどまでの熱気あふれるパフォーマンスとはうってかわって、さわやかな一陣の風が吹き込んできたような疾走感。「2人で通った夏の予備校 かき氷の店に寄り道したね」という歌詞の通り、過去の思い出にひたりながらも、失恋から立ち直ろうとしている女の子の甘酸っぱさが全開な青春ソングを歌いあげた。
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連載
8月1日(土)、2日(日)に東京・お台場で行われる世界最大級のアイドルの祭典「TOKYO IDOL FESTIVAL 2015」。 6回目を迎える今年は、過去最多となる154組がラインナップかつ、ステージ規模も拡大。その熱狂を現地からレポートします。
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