2013.11.23 20:02
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「Peaceful Times(F02)petit film」より

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の絵コンテを含んでいると思われる映像「Peaceful Times(F02)petit film」が11月23日（土）に公開された。これは、旧作を含めた「エヴァンゲリオン」シリーズすべての音楽を手がける鷺巣詩郎（さぎすしろう）さんが、2013年10月に「Evangelion PinoForte」、11月に「SHIRO'S SONGBOOK 'Xpressions'」を発売したことを記念して公開されたものだ。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」は、2007年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を皮切りに、現在3作品まで公開されている劇場版アニメ。

1995年から放送され、そのあまりの人気から社会現象となり多くのアニメ好きを生み出したTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の続編という位置付けだが、新劇場版ではオリジナルストーリーが展開され、旧作のファンのみならず、新たなファンを獲得し、その完結編にも期待が集まっている。

鷺巣詩郎の連続リリース記念にミュージック・フィルム公開

公開日は未定ながら、完結編のタイトルは『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』ということは判明していた。今回、公式サイトで公開された映像には、その完結編のものではないかと思われる絵コンテカットが確認でき、大きな話題を呼んでいる。映像は、「Peaceful Times(F02)petit film」と題され、11月中旬に公開されることは公式ブログで予告されていたものだった。

公開されて明らかになったのは、「エヴァンゲリオン」シリーズに欠かせない音楽を手がける鷺巣詩郎さんが、10月に「エヴァンゲリオン」初となるピアノ・アレンジ・アルバム「Evangelion PinoForte」を、そして11月には8年ぶりのオリジナル・アルバム「SHIRO'S SONGBOOK 'Xpressions'」を発売したことを記念して公開された、ミュージック・フィルムだったということだ。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の絵コンテ!?

映像は4分超というごく短いものだが、「Peaceful Times(F02)petit film」を手がけているのは、「エヴァンゲリオン」シリーズの面々だ。

旧作では監督を、新劇場版では総監督をつとめる庵野秀明さん監修のもと、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の監督をつとめた前田真宏さん、そしてこれまで同シリーズの絵コンテをつとめてきた樋口真嗣さんの2人が監督・演出・画コンテを担当。

さらに、同作の主要キャラクターの一人である綾波レイ役をつとめる林原めぐみさんが、映像の後半で流れるナレーションを担当している。もちろん、音楽は鷺巣詩郎さんだ。また、映像の最後に映る鷺巣詩郎さんのイラストは、人気マンガ家である庵野秀明さんの奥さんでもある安野モヨコさんが手がけている。

そこには、確かにシンジやアスカ、レイといった、お馴染みのキャラたちと思しき姿が確認できる。『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の絵コンテではないかと指摘されている。

シンジ？

レイ？

アスカとレイ？

プラグスーツ姿のシンジ？

巨人？エヴァ？

しかし、過去には、公式の予告編が本編とは異なるものだったこともあるため、今回の映像で公開されている絵コンテも、「没案なのでは？」「どーせまたフェイクだろ」という声もある。

いずれにしろ公開された映像では、鷺巣さん自身による同作の予告音楽のアレンジverが流れるため、必見であることは間違いない。鷺巣詩郎さんの公式HPには、「予告音楽が主役」となった経緯が書かれているので、興味のある方はそちらもチェックだ。

©カラー・ピープロダクション・鷺巣詩郎・Mike Wyzgowski