いよいよ満を持して2回目を迎えたこの連載。担当編集者に蔑ろにされながら実に1年もたっていました! みなさんお元気でしたか??
5月23日、東京お台場の東京カルチャーカルチャーで、クワガタ・カブトムシ(「クワカブ」と略すそうです!)が好きな人たちが、虫への愛を語り合ったり自慢の昆虫たちを見せ合うなんともマニアックな「クワガタワイワイvol1」というオフ会が開催されました!
わたしは、女系家族なのでクワガタもカブトムシも飼ったことがなく、飼育経験と言えば犬、ハムスター、リス、魚(※熱帯魚のことでしょうか?)、クラゲ、蟻、あとは誰もが飼ったことある蚕くらいです。
クワカブは飼ったことがないけれど、種族に関係なく生き物だいすき! 虫にも興味があります。というわけでわたしも参加してきました! 全然知らなかったクワカブの話や、見たこともなかったクワカブの実物に触らせていただきました☆~(ゝ。∂) そして、クワガタとの触れ合いタイムでは思わぬハプニングも!
それぞれの道を極めた昆虫好きが集結!
イベントは、ゲストのみなさんによるトーク、テーブルごとのお客さん同士のトーク、そして席替えというサイクルで進んでいきました。また、イベント中、お客さんが持参した自慢のクワガタがサイドステージに展示されていて、来場者の投票によって一番グッとくる虫を決める「グットクワガタコンテスト」も行われていました! とても熱いバトル。もちろんわたしも投票してきましたよ~。その話はまた後ほど。
この日のゲストの人たちは、それぞれの道を極めた昆虫好きの方々でした!
「海パンカメラマン」と呼ばれているらしい昆虫愛好家でプロのカメラマンさん、伝説の昆虫雑誌『KUWATA』を創刊した編集長さん、老舗の虫ショップにして虫出版社・むし社さん、クワガタとカブトムシの販売・通販専門店の月夜野きのこ園さん!!
それぞれ、ここでしか聞けない、濃すぎる昆虫トークが繰り広げられ、素人のわたしは、ひたすら感動と衝撃を受け続けていました!
あの「ムシキング」のプロデュースにも関わっていた虫博士
何事にも歴史がつきもののようで、クワカブの世界にも深い深い歴史が。このゲストの方々は、そんなクワカブ業界を影で、いや表立って動かすクワカブ界の偉人たちです。
当日登壇されていたむし社の飯島さんは、なんと2000年代の虫ブームの火付け役であるゲーム「ムシキング」のプロデュースに関わっていたそうな! (余談ですが「ムシキング」は新しくなって7月から再稼働しているそうです!)
わたしは1991年生まれ。もろムシキング世代! わたしにとっては未知なるクワカブの歴史の中で、はじめて知ってる単語が出てきてテンションあがりました! 一気に話に吸い込まれます。まあムシキング、やったことないんですけどね!
むし社には、有名人もお忍びで訪れるそうで、飯島さん自身も、テレビ番組で虫特集が組まれる時にはよくオファーがきて出演されるそうです。
そんな虫情報をたくみに提供する飯島さん。わたし達も気付かないうちに、飯島さんが元ネタの虫情報を得ていたのかもしれないんですね! それがきっかけで虫好きになった子供もたくさんいるんだろうなあ(´-`)
虫ってこんなに美しい生き物だったの…?
それから、わたしが気になったのはカメラマンの野澤亘伸さん。「海パンカメラマン」の由来は、撮影中にテンションがあがると靴下とブーメランパンツになるからだそうです。
野澤さんはグラビアカメラマンでもあり、無類の虫好き。虫小屋は2つもっていて、カブトだけで数百匹。合計で3000万を超える出費になっているそう!
わたし、普段は青文字系の読者モデルをしています。なので、カメラマンの人が、人間と虫をどう撮りわけるんだろうというのが気になりました。 虫を撮影する難しさは、やっぱり動くこと。人間と違って、もちろん言うことを聞いてくれません。
モデルをやっていて思うのは、写真って、カメラマンとモデルの心の距離がそのまま表れるメディアだということです。角度、光、フォーム……いろいろな要素はあると思いますが、とにかく最高の瞬間をモデルとカメラマンとでつくるものです。
でも、虫は何考えてるかわからないし意思疎通もできないわけです。虫相手だと、その最高の瞬間をカメラマン1人で切り取らなきゃいけないということで、それはとてもチカラのいることなんだろうなとおもいました! さすが野澤さん!
気温をちょっと涼しめにして虫の動きを鈍らせるとか、様々な工夫をしているそうです! ふむふむ
そんな野澤さんによる渾身の写真集『美しすぎるカブトムシ図鑑』は、一人で撮影から執筆までを行い、ほとんど写真加工もしてないそうです。
そして、標本とかは一切使わず、とにかく生きている虫を撮ることにこだわったとのこと。
わたしも手に取って見てみましたが、「虫ってこんなに美しい生き物だったの、、?」と、虫の見方が変わります。虫が大好きになります。写真の撮り方もとっても面白くて、大人も子供も虫好き虫嫌いも楽しめそうな一冊です。 しかし、撮られてる時の虫を想像するだけでかわいい…。日本刀とか果物に乗せられて撮られてたりするんです。でもきっと本人(?)たちはそんな状況にいることなんてわかってないのかな、、かわいすぎるprpr
伝説のクワカブ雑誌『kuwata』の秘話!
クワカブ界の伝説的な雑誌という『kuwata』の編集長・ 塩倉さんも登場!これは、イベント終了後にうかがったお話ですが、1998年から2007年まで刊行されていた『kuwata』は、最盛期で15000部売れていたそうです。
一時、「ムシキング」で虫好きは増えたけれど、クワカブは幼虫期に3年も土に潜っている種類もいるほど育てるのに時間がかかるため、一過性のブームから入った人の中には辞めていく人も多かったとのこと。
ただ、最近の傾向として、昔はクワカブは高値で取引されていたため「自分で増やして売る」という内職的な認識が多かったけれど、今は値はさがって、むしろ純粋に趣味としての比重が高くなっていると、塩倉さんはお話してくれました。
「大切なのはクワカブを美しいと思う心」という言葉が印象に残っています。
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やのあんな
青文字系読者モデル/歌手
生年月日:1991.10.31 出身地:神奈川県 身長:154cm
2010年サロンモデルをきっかけに、青文字系雑誌を中心に読者モデルとして活躍中。「mer」や「Soup.」、ロリータファッション雑誌「KERA」にも出演中の注目の読者モデルである。人懐っこい性格と透明感のあるキュートな笑顔が魅力的で、更には“大のアニメ好き”である。
2013年には、アニメ『ステラ女学院高等科C³部』のOPとして、kz(livetune)プロデュース楽曲の「Shape My Story」をリリース。2014年には、livetune adding やのあんな名義でボーカルをつとめた「オール・オーヴァー」がTVアニメ『魔法少女大戦』のOPに。読者モデルとしての活動はそのままに、ヨーロッパやアジアなど世界のステージでもモデル・アーティストとして、原宿カルチャーを発信、活躍の場を広げている。
2015年には初の写真集「やのあんな MADE in HARAKJUKU VOL.1」を発売。男女共に共感の持てる「カワイイ」 と「エロ」を融合した、誰もがドキドキしながらオシャレを感じられる写真集は各所から注目を集めている。
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