ニコニコ生放送の『KAI-YOU.ch』にて、4月28日(火)23時より、ゲーム実況番組『クリアするまで帰らない! 「ロックマン9」をゲーム実況!』が放送された。
番組内容は、ゲーム実況主として活躍するよしだ氏が『ロックマン9 野望の復活!!』をクリアするまで帰らないというシンプルなものなのだが、既存のゲーム実況とは異なる点がいくつかあり、非常に興味深いものだった。
今の世の中、特に20代の男性(よしだは23歳)ともなるとテレビゲームに触れることのない人は限りなく少ないだろう。しかし彼の稀有さは他の事柄と合わさることで特異性を帯びてくる。
ファミコンに慣れ親しんだ世代からみても、そのクオリティは当時のものと何ら遜色はないものに映る。
ファミコンを知らないゆとり世代と、ニコニコ動画でも「おっさんホイホイ」というタグまで付けられているファミコン世代の作品。この一見相容れない、対極に位置するかのような二つの世代が、よしだ氏がコントローラーを手に取り『ロックマン9』を実況プレイすることによって融合を果たす。
分かりやすく例えるなら、駄菓子屋にあるゲーム機で子どもが遊んでいる様子を子どもも大人も一緒になってワイワイガヤガヤ言いながら観ている。そんな感覚を覚えたのだ。
なんとステージセレクト画面に表示されているロックマンの顔を選択しようとしたのである。
ある程度ゲームの知識がある方ならお分かりになるだろうが、ロックマンのステージ選択画面に表示されるロックマンの顔は、あくまでステージ選択を盛り上げるためのギミックであり、それを選択しようとすることなど、狙ったボケに等しい行為なのである。
しかしよしだ氏は躊躇うことなく、真っ先にロックマンを選択しようとした。その間違いをユーザーからコメントで指摘された彼はこう言った。
筆者は最後まで番組を視聴したのだが、放送の最後の方よしだ氏がこぼしていたことが印象的だった。それは、とあるゲームメーカーの方によしだ氏が言われたという言葉である。
「よしださんってゲームが下手すぎて、今までにないスタイル。一般的にはある程度上手い人が実況してるのを観てゲームを買うことが多いと思うんだけど、よしださんの場合は余りに下手くそすぎて、それにイラついた視聴者さんがゲームを買ってくれるじゃないかと思います。」
まさにこの言葉に尽きると思った。よしだ氏のゲーム実況は観ていてなんかモヤモヤするのだ。そのモヤモヤ感に最終的にイラつく者、そのモヤモヤに母性本能をくすぐられ応援したくなる者。とにかく色んな感情が湧いてくる。
リベンジとなるその翌週には、なんとか8つのステージをクリア。しかし、ほとんどゴリ押しでクリアしたからか、その後に待っていたワイリーと呼ばれるボスキャラにまったく歯が立たなかった……。
第3回目となる5月9日の放送では、視聴者のストレスが最高潮に達しながら、約10時間にわたってワイリーに挑戦。着実に腕前は上がっているものの、結果は残念なものだった。
ちなみに今回の『ロックマン9』挑戦のきっかけとなったのは、よしだ氏が「バイオハザード」シリーズを手がけた三上真司氏の『サイコブレイク』をクリアし、テンションが上がった故の決断らしい。
付け加えると、「ロックマン」シリーズは数多くあるファミコン作品の中でも屈指の難易度を誇るアクションゲームとして知られている。少しでもゲームの知識がある者であれば、おいそれとは「挑戦」を口にできるようなゲームではないのだが……。
この拙い記事をご覧になった方。画面を通してよしだ氏を囲み、世代を越えて繋がってみてはいかがだろうか?
番組内容は、ゲーム実況主として活躍するよしだ氏が『ロックマン9 野望の復活!!』をクリアするまで帰らないというシンプルなものなのだが、既存のゲーム実況とは異なる点がいくつかあり、非常に興味深いものだった。
①生粋のゲーム初心者である
ニコニコチャンネル『KAI-YOU.ch』が開設されるまで、彼は3DSなどの携帯ゲーム機以外、ほとんどゲームというものに触れたことすらなかったらしい。今の世の中、特に20代の男性(よしだは23歳)ともなるとテレビゲームに触れることのない人は限りなく少ないだろう。しかし彼の稀有さは他の事柄と合わさることで特異性を帯びてくる。
②ゆとり世代(放送中に自ら呼称していた)がファミコン世代のゲームを実況
正確には、この『ロックマン9 野望の復活!!』は、2008年に次世代機にてダウンロード販売された作品で、あくまで「ファミコンテイスト」なゲームなのだが、操作性やグラフィックなど、コンセプトに至るまで、初期ロックマンを踏襲したものとなっている。ファミコンに慣れ親しんだ世代からみても、そのクオリティは当時のものと何ら遜色はないものに映る。
ファミコンを知らないゆとり世代と、ニコニコ動画でも「おっさんホイホイ」というタグまで付けられているファミコン世代の作品。この一見相容れない、対極に位置するかのような二つの世代が、よしだ氏がコントローラーを手に取り『ロックマン9』を実況プレイすることによって融合を果たす。
分かりやすく例えるなら、駄菓子屋にあるゲーム機で子どもが遊んでいる様子を子どもも大人も一緒になってワイワイガヤガヤ言いながら観ている。そんな感覚を覚えたのだ。
③ファミコンに関する知識が全くと言っていいほどなかった
彼が『ロックマン9』をプレイしてからすぐにその事態は起こった。なんとステージセレクト画面に表示されているロックマンの顔を選択しようとしたのである。
ある程度ゲームの知識がある方ならお分かりになるだろうが、ロックマンのステージ選択画面に表示されるロックマンの顔は、あくまでステージ選択を盛り上げるためのギミックであり、それを選択しようとすることなど、狙ったボケに等しい行為なのである。
しかしよしだ氏は躊躇うことなく、真っ先にロックマンを選択しようとした。その間違いをユーザーからコメントで指摘された彼はこう言った。
「ロックマンって、ロックマンつかうんじゃないの!?」
こんなウケ狙いのような発言を、自然とボケに変えてしまっている。それもよしだ氏がゲームに関する知識が全くなく、ファミコンに慣れ親しんだ世代ではないことが成せる業だろう。筆者は最後まで番組を視聴したのだが、放送の最後の方よしだ氏がこぼしていたことが印象的だった。それは、とあるゲームメーカーの方によしだ氏が言われたという言葉である。
「よしださんってゲームが下手すぎて、今までにないスタイル。一般的にはある程度上手い人が実況してるのを観てゲームを買うことが多いと思うんだけど、よしださんの場合は余りに下手くそすぎて、それにイラついた視聴者さんがゲームを買ってくれるじゃないかと思います。」
まさにこの言葉に尽きると思った。よしだ氏のゲーム実況は観ていてなんかモヤモヤするのだ。そのモヤモヤ感に最終的にイラつく者、そのモヤモヤに母性本能をくすぐられ応援したくなる者。とにかく色んな感情が湧いてくる。
10時間にわたって挑戦するが…
『クリアするまで帰らない! 「ロックマン9」をゲーム実況!』と銘打たれた生放送だったが、9時間掛けて3ステージクリアでリタイア。全ステージクリアまで遠く及ばない、まさにモヤモヤする結果となってしまった。リベンジとなるその翌週には、なんとか8つのステージをクリア。しかし、ほとんどゴリ押しでクリアしたからか、その後に待っていたワイリーと呼ばれるボスキャラにまったく歯が立たなかった……。
第3回目となる5月9日の放送では、視聴者のストレスが最高潮に達しながら、約10時間にわたってワイリーに挑戦。着実に腕前は上がっているものの、結果は残念なものだった。
ちなみに今回の『ロックマン9』挑戦のきっかけとなったのは、よしだ氏が「バイオハザード」シリーズを手がけた三上真司氏の『サイコブレイク』をクリアし、テンションが上がった故の決断らしい。
付け加えると、「ロックマン」シリーズは数多くあるファミコン作品の中でも屈指の難易度を誇るアクションゲームとして知られている。少しでもゲームの知識がある者であれば、おいそれとは「挑戦」を口にできるようなゲームではないのだが……。
この拙い記事をご覧になった方。画面を通してよしだ氏を囲み、世代を越えて繋がってみてはいかがだろうか?
地獄すぎたワイリーステージに再挑戦! 『ロックマン9』をゲーム実況 PART4
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