怒涛の後半戦がっ!
tofubeats
STAGさんのDJ中に颯爽と登場したのは、現在大注目、気鋭のトラックメイカー・tofubeatsさん。一発目でいきなり、不朽の名曲「水星」がドロップされ、フロアのテンションはMAXに。曲中、待ってましたと言わんばかりにオノマトペ大臣さんが登場。エレキピアノとシンセサイザーの馴染みやすいメロディサウンドにフロア全体が酔いしれる。 初っぱなからいきなり最高潮を迎えた状態で、さらなるキラーチューン「No.1」を披露。そのまま同曲のREMIXや「ハーバーライト」へつなぎ、まるでクラブにいるかのような空間が生み出される。続く楽曲は、11月13日(水)にリリースされるtofubeatsさん渾身のメジャーデビュー曲「Don't Stop The Music」だ。最高潮のフロアをさらに頂点に突き上げるかのような盛り上がりを見せる。okadada
okadadaさんが登場すると、そのままtofubeatsさんとともに「マジ勉NOW! feat.新井ひとみ」をドロップ。これは、両者のユニット・dancinthruthenightsがアイドルグループ・東京女子流の新井ひとみさんをフィーチャリングに迎えた人気楽曲だ。2013年9月にSoundCloud上で無料公開され話題を呼んだ楽曲なだけに、イントロが流れるや否や大きな歓声が上がっていた。 中盤ではPR0P0SEも乱入し、PR0P0SEのステージ含めて2度目となった合計4人の超豪華なステージが再び実現。ライブ中にはtofubeatsさんがリミックスを手がけた、ラッパー・SKY-HIさんの楽曲「愛ブルーム」のREMIX版も披露された。tofubeatsさんのステージから約50分間ぶっ通しで行われたライブパフォーマンスは終始大盛り上がり、最高の状態でトリを飾るトーベヤンソン・ニューヨークへとバトンを渡した。トーベヤンソン・ニューヨーク
同イベントを主催するジオラマブックス主宰の森敬太さんもギタリストとして参加する、マンガが大好きな人たちが集まるバンド、トーベヤンソン・ニューヨーク。そのメンバーはすでにご紹介したPR0P0SEのオノマトペ大臣さんや、スカートの澤部渡さん、そして漫画家の西村ツチカさん、マンガに関する情報を発信するニュースサイト「コミックナタリー」の編集長を務める唐木元さんなど、名だたる面子で構成されている。 途中、tofubeatsさんや鴨田潤さんをゲストに迎えながら、「二度目のサマーアンセム」、「ロシアンブルー」など、ファンにはお馴染みの定番曲を次々と演奏。さらには同イベントのようなパーティーのために制作したという楽曲「PARTY TIME」も披露された。パーティ曲中の最後にあるコール&レスポンスでは、同イベントを最後まで見届ける観客との見事な一体感が生まれる。
アンコールでは蕎麦が!
アンコールでは、トーベヤンソン・ニューヨークのベースを務めるmochilonさんをボーカルに、曲名を連呼するアツい1曲「そばが食べたい」が披露された。出演者全員がステージに集いフロアに蕎麦を投げつけるというパフォーマンスも行われ、笑いと熱気で包まれる。蕎麦を受け取った観客も一緒に「蕎麦」と叫び続け、ピースで多幸感溢れる圧巻のステージに終わった。 こうして、約7時間にも及ぶ漫画と音楽の祭典は大盛況のうちに幕を閉じた。イベント終了後、物販コーナーは人で溢れかえり、続々と手売りCDなどが完売していく様子が見られた。多くの新進気鋭の作家やアーティストをフックアップし、世にその才能と存在感を知らしめてきたジオラマブックス。今回は雑誌という誌面から飛び出し、音楽イベントという形でそれらを表現させた素晴らしい企画だった。 また、最後のあいさつでは、森さんから2014年2月に待望の続刊『ユースカ』2号が発売予定であることも明かされた。音楽イベントからふたたび誌面へと舞い戻るジオラマブックスによる最新作には、すでにファンだけでなくシーン全体から大きな注目が集まっている。
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