現在、通常授業は終了しているが、楽しみながらセキュリティの学習ができるハッキングチャレンジサイト「8946」を一般公開するなど、サイバー攻撃に対応できる人材を数多く養成してきた。ホワイトハッカーとは、他人のコンピューターへ不正に侵入する行為・ハッキングなどを仕掛けるハッカーに対抗できる能力を持つセキュリティエンジニアのことだ。
いまや現代社会にとって、超重要な人材を育成してきた「ホワイトハッカー養成学院」だが、2013年10月17日(木)、Twitter公式アカウント「WhitehackerZ」にて、委員長・吉村さんの決断により、10月18日(金)にWhitehackerZが解散。同学院のサイトやTwitterアカウントを削除することが明かされた。明日、改めて最後のあいさつをブログにて掲載するとのことだ。解散するということは、事実上同学院の運営も終了することを意味すると考えられる。
【速報】吉村委員長の決断により明日をもちましてwhitehackerzは解散致します。サイト、ツイッタ全て削除致します。最後の御挨拶は明日改めて。今まで有難うございました。後の事はネットエージェント氏に任せます。業界の為頑張って下さい。最後ぐらい温かい言葉で見送ってほしいものです
— WhitehackerZ (@WhitehackerZ1) October 17, 2013
身をもってインターネットの危険性を教える
WhitehackerZは、2013年2月に、前述した自社で運営するハッキングチャレンジサイト「8946」が、まさかのハッキング被害に遭い「8946」に登録されていた個人情報が流出してしまうなど、インターネットの危険性を身をもって我々に教えてくれた。つい最近では…
今度こそサーバー攻撃サーバーダウン中!
— WhitehackerZ (@WhitehackerZ1) October 16, 2013
つい最近の10月16日(水)には、突如、サーバーがダウンしてしまうという事態が発生。外部からの攻撃も疑われ、必死に復旧作業を試みるも、管理画面にすら入れないという状況に陥る。しかし、サーバーダウンの原因はサーバー会社への料金を未納であったことが判明。翌日には無事サーバーは復旧。ちなみに9月にも同様の事態が起きている。大変申し訳ございません。NTTのサポートセンターに問い合わせましたらまた料金未納でした。すぐに即日納付し復旧急ぎます。経営管理体制を再構築致します。大変申し訳ありませんでした。内勤社員の徹底追及を致します。二度目はありません。
— WhitehackerZ (@WhitehackerZ1) October 17, 2013
こういった経緯があったことからか、このあたりから上記のような悲観的な内容のツイートが目立つようになった。そしてつい先ほど、解散することが明かされたというわけだ。そもそもホワイトハッカー養成とは必要があるのか?養成される方もそれで人生の幸福感を本当に得られるのか?実に面倒な事をしているのではないのか?
— WhitehackerZ (@WhitehackerZ1) October 17, 2013
サイバー犯罪が増加しているこの現代社会において、今後ますます需要が高まるであろうホワイトハッカーを育成してきた貴重な存在だっただけに、解散してしまうことは非常に残念に思う。明日の発表では、一体どのような内容が明かされるのだろうか。
この記事どう思う?
0件のコメント