3月27日、堀江貴文が仮釈放

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3月27日、堀江貴文が仮釈放
3月27日、堀江貴文が仮釈放
本日2013年3月27日、旧証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載、偽計・風説の流布)の罪で実刑判決を受け、2011年6月から収監されていた株式会社ライブドア(現LDH)元代表取締役社長CEOの堀江貴文さんが、約1年9ヶ月間の服役を経て、長野刑務所より仮釈放となった。同日、堀江貴文さん本人による緊急生放送が、午前中にニコニコ生放送で行われ、午後には同じくニコニコ生放送でマスメディア向けの記者会見が行われた。

一貫して無罪を主張していたが、最高裁で懲役2年6ヶ月の実刑が確定して収監されていた堀江貴文さんだが、教育訓練工場で、衛生係として身体障害者や高齢者の方々の身の回りの世話をする職業を真面目に務め上げたため、刑期全体の約1/4を残して仮釈放となったとのことだ。

経営者となる前の細身の風貌に戻った堀江貴文さんは会見で、民事訴訟に関して、集団訴訟の方は包括的に和解し、個別の訴訟も弁護士を通じて和解の交渉を重ね、一件を除いてすべて済んでいることを報告した。刑事裁判の判決がどうであれ、株価が下落して株主に発生した損害に関しての経営責任はとるという姿勢は変わらない旨を強調した。

ロケット事業は継続! ニュース批評にも意欲か?

記者からの今後の事業に関しての質問に答え、収監前から注力していたロケット事業の継続や、ライブドア退任以降は心が離れていたIT事業にも復帰したいという意欲を見せた。収監中、飛行機の操縦士の勉強も行っていたとのことだ。

獄中からも便箋1枚あたり500字を詰め込んで執筆・配信を続けていたメルマガを筆頭に、インターネットを有効活用した新しいニュース批評の形を模索するため、近いうちに何らかのサイトを立ち上げるつもりだと語った。

新たに、刑務所での生活を通して、犯罪や非行を犯した人の再犯防止のために社会復帰を援助する更正保護法人事業にも興味を示していた。

また収監前と変わらず、検察の正義の正統性には疑義を呈していた。

「世の中に虚業というものは存在しない」

記者から、収監前と収監後の考え方の変遷に質問が及んだが、旧ライブドアの粉飾決算事件のために、マスメディアを中心に扇情的な報道が過熱して誤解されていた点として、「人間を動かすのは金だ」という自身の発言に対し、「お金の特質を知って、うまく付き合っていく必要はある」というシンプルな主張を口にしていた。

また、自身の積み重ねてきた事業について「虚業だと思うか」という指摘に対して、「世の中に虚業などというものは存在しない。自分が食べていくために、あるいは家族を養うために、目的や目標があって、その手段として何らかの生業を持つことに対して、虚業と呼ぶのはおかしな話だと思っている。社会は厳しいもので、本当に不必要であれば、経済的に、あるいは感情的に淘汰されていくはずだ」と、その胸中を語った。

ここ数ヶ月の国内の好景気のおかげで株式市場が活性化して個人投資家の注目が集まっていることについては、様々な浮き沈みを見聞きするどころか、渦中にいた人間の言葉として、「様々な社会問題は依然存在しているけれど、基本的には株価が上がって日本の経済が回ることは良いことではあるものの、バブルはおこってははじけてをくり返すだけであって、のめり込みすぎないことだ」と警鐘をならした。

ニコニコ生放送のコメントは、お馴染みの〝ホリエモン〟ということもあって、仮釈放を祝したり今後の事業に期待する好意的なコメントが多数を占めていた。仮釈放当日の記者会見の注目度の高さに、驚嘆と感謝、そして社会的な期待に応えようという決意を表明していた姿が印象的だった。

余談だが、本日、堀江貴文さんはLINEを始めたとのことだ。 六本木で働いていた元社長のアメブロ
http://ameblo.jp/takapon-jp/

堀江貴文のブログでは言えない話
http://www.mag2.com/m/0001092981.html

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